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セリエA 4年前

U-20イタリア代表最高額ベストイレブン。20歳以下から市場価値で選出、C・ロナウドとのツーショットが問題となった男とは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW

エマヌエル・ヴィニャート
【写真:Getty Images】

エマヌエル・ヴィニャート(U-20イタリア代表/ボローニャ)
生年月日:2000年8月24日(20歳)
市場価値:450万ユーロ(約5億4000万円)
今季リーグ戦成績:17試合出場/1得点1アシスト

 イタリア人の父とブラジル人の母の間に生まれたFWは、キエーボで経験を重ね印象的な成長を果たしてきた。圧倒的な速さ、そしてトップスピードでもまったくブレない技術力の高さを兼備しており、左右両サイド、中央と随所で攻撃のグレードを高めることが可能。20歳ながら怖さを持っている。

 ビッグクラブからも注目される中、昨夏にボローニャへ期限付きで加入。新天地ではここまで得点数こそ少ないがコンスタントに出場機会を得ており、シニシャ・ミハイロビッチ監督からは「この3人には大きく期待している」とイェルディ・シャウテン、冨安健洋と共に信頼を寄せられている。

ヴィンチェンツォ・ミリコ
【写真:Getty Images】

ヴィンチェンツォ・ミリコ(イタリア/フロジノーネ)
生年月日:2000年8月12日(20歳)
市場価値:150万ユーロ(約1億8000万円)
今季リーグ戦成績:3試合出場/0得点0アシスト(トリノ)
今季リーグ戦成績:1試合出場/0得点0アシスト(フロジノーネ)

 トリノ出身で8歳の時にユベントス下部組織へ加入。その後、モイーズ・キーンと入れ替わる形でトリノの下部組織に移動した。そして、2018/19シーズンにリーグ戦で22試合24得点と爆発。同シーズン終了後に正式にトップチーム昇格を掴んだ。なお、今季残りはフロジノーネでプレーする。

 右利きの左ウインガーである同選手はタイプ的にロレンツォ・インシーニェと似ている。敵陣を裂く速さと細かくボールを扱う技術力に優れており、カットインからシュートへ持っていくことを得意としているからだ。一方でより相手の脅威となるには、フィジカル面の向上が必要とみられている。

モイーズ・キーン
【写真:Getty Images】

モイーズ・キーン(イタリア代表/パリ・サンジェルマン)
生年月日:2000年2月28日(20歳)
市場価値:3000万ユーロ(約36億円)
今季リーグ戦成績:14試合出場/9得点0アシスト

 ユベントスの一員としてわずか16歳でセリエAデビュー。その後2000年代生まれの選手として初めてチャンピオンズリーグ(CL)の舞台に立つなど、驚異の逸材として世界から注目を浴びた。しかし、ユベントスでの冒険は思ったほど長くは続かず。2019年にエバートンへ完全移籍で加入している。

 エバートンではプレミアリーグのプレースピードに馴染めず苦戦。全くと言っていいほど持ち味を発揮することができなかった。ただ、今季より加入したパリ・サンジェルマン(PSG)ではネイマールらに囲まれながら伸び伸びとプレー。目に見える結果も残しているなど、評価を取り戻している。

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