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【写真:Getty Images】
ヘスス・ナバス(スペイン代表/セビージャ)
生年月日:1985年11月21日(35歳)
市場価値:300万ユーロ(約3億6000万円)
20/21リーグ戦成績:18試合出場/0得点4アシスト
2010年のワールドカップ優勝や、2012年のEURO制覇を経験したメンバーの1人だが、まだスペイン代表で重要な役割を担い続けている。主要2大会で頂点に立った当時は快足ウィングとして鳴らしたが、約10年の時を経た現在は右サイドバックが定位置になった。
若い頃のような爆発的な加速はないが、絶妙なタイミングでの攻め上がりと精度抜群の高速クロスは健在で、連戦に耐えうる肉体も維持している。昨季はヨーロッパリーグ制覇の立役者になった。35歳になった今季もリーグ戦ではそう試合時間の約9割でピッチに立ち、アシストを量産。セビージャのキャプテンとしても抜群のリーダーシップを発揮し、チームの精神的支柱を担う。
【写真:Getty Images】
ラウール・アルビオル(スペイン代表/ビジャレアル)
生年月日:1985年9月4日(35歳)
市場価値:250万ユーロ(約3億円)
20/21リーグ戦成績:20試合出場/0得点0アシスト
バレンシアやレアル・マドリードで実績を積み、ナポリで充実の6シーズンを過ごして昨季からスペインに帰還。ビジャレアル加入1年目からフィールドプレーヤーではチーム最長の出場時間を記録するなど、ディフェンスラインの柱として君臨している。今季はシーズン序盤に鼻を骨折したもののフェイスガードを着けて試合に出続け、現時点でリーグ戦全試合に先発出場している。
プレー面では大きな穴がなく、対人戦もビルドアップもリーダーシップも全てが高水準。一昨年11月までスペイン代表に選ばれ続けていたことからもわかる通り、肉体的な衰えもあまり見られず、35歳を迎えてもスペイン屈指の実力者であり続けている。昨季から相棒を務めるパウ・トーレスは、ラウール・アルビオルの隣で大きく成長してスペイン代表の主力へと飛躍した。
【写真:Getty Images】
セルヒオ・ラモス(スペイン代表/レアル・マドリード)
生年月日:1986年3月30日(34歳)
市場価値:1400万ユーロ(約17億円)
20/21リーグ戦成績:14試合出場/2得点0アシスト
スペイン代表でもレアル・マドリードでも、ここ十数年間の成功を全て現場で経験している異次元の鉄人。獲得できるタイトルはほぼ獲り尽くしたが、勝利への欲も衰え知らず。ラ・リーガの顔の1人として圧倒的な存在感を放つ。
マドリーではセルヒオ・ラモス不在時にチーム全体のクオリティが大きく低下し、安定感を失って勝率も下がる。1人で攻守両面の出来を左右するほどの影響力を持ち、身体能力も精神力も技術も衰え知らず。世界屈指のセンターバックであり続けている。
【写真:Getty Images】
ナチョ・モンレアル(元スペイン代表/レアル・ソシエダ)
生年月日:1986年2月21日(34歳)
市場価値:200万ユーロ(約2億4000万円)
20/21リーグ戦成績:11試合出場/1得点0アシスト
アーセナルで7シーズン過ごした熟練のサイドバックは、昨季からスペインに復帰。有望な若手が多く所属するレアル・ソシエダに加入し、チームリーダーの1人として若いチームを支えている。
さすがにフル稼働は難しくなってきたが、ピッチに立てば細部にまで気配りが行き届いたクオリティの高いプレーを見せる。的確なパスさばきで左サイドからゲームを作り、機を見た攻め上がりで精度の高いクロスをゴール前に送り込む。時にはセンターバックにも対応するなど年齢を重ねるごとにプレーの幅を広げていて、これからも息の長い活躍を期待したくなる。