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スペイン代表最高額ベストイレブン。市場価値で選出、8人が下部組織出身でバルセロナ、レアル、アトレティコから選ばれたのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

ダニ・カルバハル(レアル・マドリード)
生年月日:1992年1月11日(29歳)
市場価値:4000万ユーロ(約48億円)
20/21リーグ戦成績:10試合出場/0得点4アシスト

 ダニ・カルバハルは今では数少ない、レアル・マドリードの下部組織出身の主力選手だ。レバークーゼンへの武者修行を経て13/14シーズンに復帰すると、7年半で公式戦300試合近くに出場している。

 サイドを上下動してラストパスを供給したかと思えば、自陣に戻ってハードな守備で貢献する。ジネディーヌ・ジダン監督からの信頼も厚いカルバハルだが、スペイン代表は怪我で外れることも多い。2016年のEURO(欧州選手権)は、直前のUEFAチャンピオンズリーグ決勝で負った怪我の影響でメンバーから外れている。

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【写真:Getty Images】

マリオ・エルモソ(アトレティコ・マドリード)
生年月日:1995年6月18日(25歳)
市場価値:3000万ユーロ(約36億円)
20/21リーグ戦成績:14試合出場/1得点1アシスト

 11歳からプレーするレアル・マドリードではトップチーム昇格の道を拓けず、完全移籍したエスパニョールでブレイクした。加入2年目の18/19シーズンにはルイス・エンリケ監督率いるスペイン代表から初召集を受け、19年夏にアトレティコ・マドリードに移籍している。

 配球力と鋭いタックルが武器のエルモソは、ディエゴ・ゴディンやフェリペ・ルイスが抜けた守備陣の新たな担い手として期待された。昨季はベンチを温める機会が多かったが、今季はステファン・サビッチに次ぐ出場時間を与えられている。

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【写真:Getty Images】

パウ・トーレス(ビジャレアル)
生年月日:1997年1月16日(24歳)
市場価値:5000万ユーロ(約60億円)
20/21リーグ戦成績:19試合出場/2得点1アシスト

 6歳からビジャレアルのカンテラ(下部組織)でプレーするパウ・トーレスは、マラガから復帰した昨季から主力としてプレーしている。左足から放たれる正確なキックとスピードは大きな武器で、ビジャレアルではラウール・アルビオル、スペイン代表ではセルヒオ・ラモスの相方を務めている。

 クラブと代表での活躍もあり、バルセロナやレアル・マドリードをはじめとするビッグクラブからの関心は絶えない。クラブの公式Twitterで行われた歴代ベストイレブンを選ぶ企画では、サンティ・カソルラやブルーノ・ソリアーノ、ジュゼッペ・ロッシらととともに選出。カンテラ出身ということもあってファンからの人気も高い。

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【写真:Getty Images】

ホセ・ルイス・ガヤ(バレンシア)
生年月日:1995年5月25日(25歳)
市場価値:3500万ユーロ(約42億円)
20/21リーグ戦成績:16試合出場/0得点3アシスト

 バレンシアはジョルディ・アルバ、フアン・ベルナトと、優秀な左サイドバックを輩出してきた。そして、彼らに続く存在として現在の主力を担うのが25歳のホセ・ルイス・ガヤ。17歳のデビューからクラブ一筋でプレーを続け、今季からはキャプテンを務めている。

 ジョルディ・アルバを彷彿とさせる攻撃的なプレースタイルで、ラストパスやフィニッシュの精度も高い。ビッグクラブからの関心は絶えないが、ガヤはワン・クラブ・マンとしてバレンシアでキャリアを終えることを望んでいる。

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