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若手世界最高額ベストイレブン。20歳以下から市場価値で選出、久保建英の名はあるか?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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ジェイドン・サンチョ
【写真:Getty Images】

ジェイドン・サンチョ(イングランド代表/ドルトムント)
生年月日:2000年3月25日(20歳)
市場価値:1億ユーロ(約120億円)
20/21リーグ戦成績:15試合出場/2得点7アシスト

 マンチェスター・シティでデビューできずにいた若きアタッカーの獲得に乗り出したドルトムントは勝者となった。およそ800万ユーロ(約9億6000万円)という金額で連れてきた選手の市場価値が、数年で約120億円に膨れ上がったのだから。宝くじはやはり、買わないと当たらない。

 ストリートとアイドルであるロナウジーニョのプレーを観て鍛え上げたテクニックは極みに達していると言っても過言ではない。狭いエリアを小動物のようにスルスルと抜けていく姿は観る者をワクワクとさせる。そして、得点とアシストの“両方”を大量生産できる点も大きな強みである。

アンス・ファティ
【写真:Getty Images】

アンス・ファティ(スペイン代表/バルセロナ)
生年月日:2002年10月31日(18歳)
市場価値:8000万ユーロ(約96億円)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/4得点1アシスト

「リオネル・メッシが去った場合、バルセロナの次のエースは誰?」。このような問いに対し、多くの人は18歳のスペイン代表アタッカーの名前を出すのではないだろうか。その表情にはまだ幼さが残っているものの、プレーの質は周りの大人たちと比較しても決して負けてない。

 非凡なスピードとスペイン人らしいテクニックを融合させたドリブルは敵陣を切り裂くのに十分な鋭さを誇っており、味方選手とのコンビネーションプレーも高質。そして何と言っても18歳とは思えないゴール前での落ち着きぶりがあり、訪れたチャンスを逃すことが少ない。まさに怪物だ。

アーリング・ブラウト・ハーランド
【写真:Getty Images】

アーリング・ブラウト・ハーランド(ノルウェー代表/ドルトムント)
生年月日:2000年7月21日(20歳)
市場価値:1億ユーロ(約120億円)
2021リーグ戦成績:12試合出場/12得点2アシスト

 今や無得点に終わることの方が珍しくなってきたノルウェーのモンスターストライカーだ。ザルツブルク時代の凄まじい勢いはドルトムントで継続…いや、むしろ加速しており、ここまで公式戦36試合の出場で35得点6アシストと爆発的な成績を残している。もはや止められない、そんな存在だ。

 規格外の決定力に加え、強靭なフィジカルやスピードも兼ね備えており、守備にも全力を注ぐなど非の打ち所がない。クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシももちろん相当な怪物だが、“総合能力”で言えばノルウェー代表FWが上回っているとみても不思議ではないはすだ。

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