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中島翔哉は「結局のところ適応できなかった」。ポルト監督が移籍を振り返る

text by 編集部 photo by Getty Images

中島翔哉
【写真:Getty Images】

 ポルトガル1部を率いるポルトのセルジオ・コンセイソン監督が、UAEのアル・アインへの移籍が決定した日本代表MF中島翔哉がクラブへの適応に苦戦していたことを振り返った。18日の会見でのコメントをポルトガル『tvi24』などが伝えている。

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 中島は2019年夏にポルトに加入したが、新型コロナウイルスの影響による昨季のリーグ中断中に練習にも参加しない状況となり再開後の試合を欠場。今季に入って復帰を果たしたが十分な出場機会を取り戻すには至らず、アル・アインへのレンタルが16日に発表された。

「ナカジマはここに1ヶ月や2ヶ月だけいたわけではない。長い期間いて、何度もチャンスがあった」とコンセイソン監督。「すぐに適応できる選手もいれば、本人のせいや私のせい、状況のせいでなかなか適応できない選手もいる。それぞれの性格に応じて過程は異なるものだ」と続けている。

 新型コロナを含めた様々な事情も影響し、中島にとっては難しい状況だったかもしれない。「ナカジマは常に敬意を持っており、面倒を起こすような選手ではなかった。むしろ少しくらい面倒を起こす方が良かったくらいかもしれない。結局のところ、ポルトというクラブに適応することができなかった」

 アル・アインではDF塩谷司ともチームメートとしてプレーすることになる。ポルトガル、カタールに続いて海外3ヶ国目となる新天地で輝きを取り戻すことができるだろうか。

【了】

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