【写真:Getty Images】
2021シーズンから徳島ヴォルティスの新監督に就任したダニエル・ポヤトス氏が監督就任の経緯や、レアル・マドリード下部組織に所属するMF中井卓大について語った。スペイン紙『アス』が18日付でインタビューを伝えている。
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過去にエスパニョールやレアル・マドリードなどの下部組織で監督を務め、昨年7月から10月までギリシャの名門パナシナイコスも率いたポヤトス氏は、J1昇格を果たした徳島の新監督に就任することが先月発表された。だが緊急事態宣言下の入国制限のため現在はまだスペインにとどまり、すでに新シーズンに向けて始動したチームに合流することはできていない。
ポヤトス氏によれば、徳島は以前からたびたび同氏に監督就任の話を持ちかけていたが、「その時ではない」と断っていたという。だがパナシナイコス監督を退任したあと再び徳島から熱心な誘いを受けて応じることを決めたと振り返っている。「今は日本が入国を認めてくれるのを待っているところだ。まずはリモートで指導を開始しなければならない」と現状について語った。
パナシナイコス監督に就任する以前には、マドリーのフベニルA(U-19チーム)で監督を務めていた。マドリー下部組織で有望株として注目を集めている“ピピ”こと中井卓大は昨季そのフベニルAにも飛び級で呼ばれたが、チームの指揮はポヤトス氏からラウール・ゴンサレス氏に引き継がれたため、直接指導する機会はなかったようだ。
「指導する幸運には恵まれなかったが、彼には私も非常に興味を引かれていた。日本人だがマドリードで育った選手だ。非常に際立っており、技術的には絶品。ボールの上で踊っているかのようだ」とポヤトス氏は中井を絶賛。「近いうちに扉を叩きにくるだろう」と、トップレベルでのプレーを開始する日が近いことも予想している。
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