【写真:Getty Images】
アーセナルに所属する32歳の元ドイツ代表MFメスト・エジルが、残りの給与を諦めてトルコ1部のフェネルバフチェに移籍することを検討しているようだ。14日に英メディア『ザ・アスレティック』が報じている。
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今年6月にアーセナルとの契約が終了するエジル。同メディアによると、このままアーセナルに残留した場合は700万ポンド(約9億9000万円)を受け取るという。しかし、エジルはフェネルバフチェ移籍に前向きで、契約の早期終了に向けてアーセナルと交渉を行っているとのこと。
アーセナルとの交渉が成立した場合は、エジルは契約解除してフリーで移籍すると考えられている。移籍先候補はフェネルバフチェとメジャーリーグサッカー(MLS)のDCユナイテッドがあるが、エジルはフェネルバフチェの方を優先的に検討しているようだ。果たして、エジルは冬の移籍市場でアーセナルを去ることになるのだろうか。
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≪書籍概要≫
なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。
“新アーセナル様式”の今後を追う。
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【了】