【写真:Getty Images】
アーセナルは12日、DFロブ・ホールディングとの新たな長期契約を交わしたことを発表した。契約期間は2024年までとなる。
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以前の契約は2023年6月までとなっていたが、1年間延長。さらに1年間の延長オプションが設定されるとのことだ。
「監督として仕事を初めて以来、ドレッシングルームやピッチ内外でのロブの貢献には強い印象を受けた。ロブが新たな契約にサインしたことを我々全員が非常に嬉しく思っている」とミケル・アルテタ監督はコメントしている。
現在25歳のイングランド人センターバックであるホールディングは2016年にボルトンからアーセナルに加入。昨季まで安定した出場機会は得られず、夏には移籍の可能性も噂されていたが、今季は不動のレギュラーに定着した。10月に負傷のため3試合を欠場したのを除けばリーグ戦のほとんどの試合に先発している。
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≪書籍概要≫
なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。
“新アーセナル様式”の今後を追う。
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【了】