【トーナメント表の詳細はこちら】
【山梨学院 2-2(PK4-2) 青森山田 全国高校サッカー選手権決勝】
第99回全国高校サッカー選手権決勝の山梨学院対青森山田戦が11日に行われ、2-2の同点からPK戦4-2で山梨学院が優勝を飾った。
青森山田は2年前の優勝、昨年の準優勝に続いて3年連続の決勝進出。一方の山梨学院は初優勝を飾った第88回大会以来11年ぶりの決勝であり、その前回の決勝と同じ相手である青森山田と対戦することになった。
序盤にはMF松木玖生の決定的なシュートをGK熊倉匠が好セーブで阻むなど青森山田がゴールに迫る。だが前半12分、先制ゴールは山梨学院に生まれた。
右サイドからの横パスをペナルティーアーク付近で受けたMF広澤灯喜が、小さく右へ運んでシュートコースを空け右足を振り抜く。グラウンダーのシュートがゴール左隅の絶妙なコースへ突き刺さった。
そのまま前半は山梨学院が1点のリードで折り返したが、後半には青森山田が反撃。57分には今大会を通して大きな武器としているロングスローを起点としたゴール前での混戦から、最後はDF藤原優大が今大会4点目となるゴールを押し込んで1-1の同点とした。
これで勢いに乗った青森山田はCKからDFタビナス・ポール・ビスマルクのヘッドでクロスバーを叩くなど決定機を連発。63分にはMF安斎颯馬が右サイドからのクロスに合わせ、得点ランキング単独首位に立つ大会5点目のゴールで2-1と逆転した。
だが山梨学院も意地を見せ、78分に訪れたチャンスを物にして再び試合を振り出しに戻す。スルーパスに対応した青森山田DFがクリアしきれなかったこぼれ球をFW野田武瑠が蹴り込んでスコアは2-2。その後は藤原のヘッドがポストを叩くなど青森山田がいくつかの決定機を活かせず、試合は延長戦に突入した。
10分ハーフの延長戦も激しい攻防が繰り広げられたがゴールは生まれず、勝負はPK戦へ。GK熊倉が安斎のシュートをストップし、4人全員が成功させた山梨学院が4-2の勝利で11年ぶり2度目の優勝を成し遂げた。
【得点者】
12分 1-0 広澤灯喜(山梨学院)
57分 1-1 藤原優大(青森山田)
63分 1-2 安斎颯馬(青森山田)
78分 2-2 野田武瑠(山梨学院)
【日程・テレビ放送予定はこちら】
【了】