【写真:Getty Images】
日本代表MF久保建英は、今季末までのレンタルでスペイン1部のヘタフェに加入することが現地時間8日に発表された。ヘタフェでの起用法や出場機会獲得の見通しについて、スペインメディアが予想を示している。
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ビジャレアルではリーグ戦でなかなか先発出場の機会を得られず、12月半ば以降は完全に構想外として欠場が続いていた久保。成長のため出場できる環境を望んだレアル・マドリードの意向もあり、1月にレンタル先を変更する形となった。
新たな移籍先を選ぶ時点で、プレー時間の獲得という最大の目標を達成できる可能性が高いクラブであることは十分に考慮されていると考えられる。スペイン紙『マルカ』は、久保が移籍決定までの数日間にヘタフェのホセ・ボルダラス監督と話をした上で、「(先発)11人の中で大きな主役になれることを確信している」と伝えている。
『アス』紙も、ヘタフェは久保とマドリーに対して「シーズン後半戦にチーム内で重要な存在になることを約束」していると述べた。だが出場機会の獲得はあくまでも実力と監督の決断次第であり、「一定試合数の出場を義務付ける条項は交わされてない」としている。
久保は昨季のマジョルカでも主に起用されていた右サイドの補強であると考えられており、本来右SBだが高い位置で使われるようになったカメルーン代表のアラン・ニョムに代わって起用されることになるとスペインメディアは予想。4-4-2の中盤右サイドから「3人目のFW」として攻撃的にプレーすると『マルカ』は見通しを示した。
『アス』でも同様ではあるが、「ボルダラスのシステムに当てはめるのは難しい」として、現在のヘタフェにそのまま組み込むことができるかどうかについては疑問も呈している。指揮官は右サイドの攻撃的な選手の補強を求めてはいたが、望んでいたのはよりフィジカルの強いタイプであり、久保とは異なるとの見方。久保はセカンドトップとしての起用や、システムを4-3-3に変更した上で前線右サイドに入る可能性なども予想されている。
『マルカ』はコロンビア代表FWクチョ・エルナンデスの存在が久保の加入への後押しになったとして、プレーの面でも両者の関係がプラスになることが期待できると述べている。クチョ・エルナンデスは昨季マジョルカでプレーし、一部メディアで“KuCuコンビ”と名付けられるなど久保と息の合ったプレーをみせていた。
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