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久保建英 4年前

久保建英、ヘタフェで待つ新たな11人の仲間。ラ・リーガで最も厄介なチーム? とにかく走りまくる男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF

マウロ・アランバリ
【写真:Getty Images】

マウロ・アランバリ(ウルグアイ代表/背番号18)
生年月日:1995年9月30日(25歳)
身長・体重/175cm・74kg
今季リーグ戦成績:15試合出場/0得点1アシスト

 欧州キャリアをスタートさせたボルドーではまったくと言っていいほど輝けなかったが、4年前に加入したヘタフェでは水を得た魚のように躍動。昨年には念願のウルグアイ代表デビューも飾るなど評価を大きく高めており、ビッグクラブ入りもそう遠くないのでは、と噂されている。

 豊富な運動量の持ち主であり、広域をカバーしてボールを回収してはいつの間にかゴール前に顔を出しているなど、ボックス・トゥ・ボックス型として非常に優秀。中盤に「量」を注入するという意味ではうってつけの存在だ。あとはパス精度が高まれば、より怖い選手となることは確かだ。

ネマニャ・マクシモビッチ
【写真:Getty Images】

ネマニャ・マクシモビッチ(セルビア代表/背番号20)
生年月日:1995年1月26日(25歳)
身長・体重/189cm・78kg
今季リーグ戦成績:14試合出場/1得点0アシスト

 ダブルボランチを組むことが多いマウロ・アランバリを「動」とするならば、セルビア代表MFは「静」と言えるかもしれない。卓越した戦術眼と視野の広さを武器にゲームを操る司令塔タイプで、中盤に安心感をもたらすことができる。ヘタフェが攻撃を形成する上で、なくてはならない存在だ。

 ユース年代からセルビア代表に選ばれており、UEFA U-19欧州選手権で優勝を経験。さらにFIFA U-20ワールドカップでも優勝に貢献するなど、若き頃からレベルの高い選手だった。その特大のポテンシャルがヘタフェで完全開花したことは、同クラブにとって幸運と言えるだろう。

アラン・ニョム
【写真:Getty Images】

アラン・ニョム(カメルーン代表/背番号12)
生年月日:1988年5月10日(32歳)
身長・体重/188cm・78kg
今季リーグ戦成績:15試合出場/0得点2アシスト

 ヘタフェ加入が決まった久保建英の当面のライバルはこのカメルーン代表戦士になると言えそうだ。サイドバックからウイング、また左右両サイドをこなす万能型は強靭なフィジカルを前面に押し出し敵を次々と無力化することが可能。そのパワーはラ・リーガ屈指と言ってもいいかもしれない。

 ただ、集中力を欠いてしまうことが多く、守備面で軽率な対応を見せてしまうこともしばしば。上記した通りフィジカルは魅力的だが、プレーの選択肢も決して多いとは言えない。新加入の久保とはタイプがまったく異なるが、果たしてポジション争いの行方はどうなるだろうか。

マルク・ククレジャ
【写真:Getty Images】

マルク・ククレジャ(スペイン/背番号15)
生年月日:1998年7月22日(22歳)
身長・体重/172cm・66kg
今季リーグ戦成績:16試合出場/1得点1アシスト

 久保建英と同じくバルセロナのカンテラ(下部組織)出身というレフティー。トップチームで結局出番は訪れなかったが、武者修行先のエイバルやヘタフェで着実に力をつけたことで、評価を大きく伸ばすことに成功している。なお、昨年7月よりヘタフェに完全移籍を果たしている。

 本職はサイドバックだが、現在はサイドハーフとしてのプレーが基本。運動量豊富でタフに戦える点が魅力的で、ドリブルでの仕掛けに周囲との連係による崩しもお手の物だ。ちなみにカルレス・アレニャとは大の仲良しで、同選手のヘタフェ加入をサポートしたのがこの背番号15だったようだ。

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