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Jリーグ 4年前

Jリーグ、移籍まとめ(3)。新天地を求めた選手を随時紹介、今回はこの5人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

まさに天才、ここにあり

小塚和季
【写真:Getty Images】

MF:小塚和季(こづか・かずき)
生年月日:1994年8月2日(26歳)
2020リーグ戦成績:8試合出場/1得点1アシスト
所属クラブ:大分トリニータ→川崎フロンターレ

「天才」という言葉が彼ほど似合う選手はなかなかいない。ボールを扱う技術に関しては日本でもトップクラスの実力の持ち主で、なでるような柔らかいコントロールから、意外性のあるラストパスを次々に繰り出すファンタジスタだ。

 帝京長岡高校時代からテクニシャンとして注目を集めたものの、プロ入り後はなかなかJ1の舞台に定着できず。J2のレノファ山口では絶対的な司令塔として卓越したプレービジョンを随所に発揮していたが、レンタル元のアルビレックス新潟では輝けず。大分トリニータでも加入1年目の2019年こそレギュラーとしてリーグ戦31試合に出場したものの、2年目の2020年はわずか8試合の出場にとどまった。

 そんな状況でチャンピオンチームへ移籍することに疑問を持つ者もいるかもしれない。だが、相手の逆を取る技術や、意表を突くパスセンス、広い視野、プレッシャー下でもブレないボールコントロールの繊細さなどは川崎フロンターレにうってつけだ。プレースタイルを最大限に活かせるであろう環境に身を置いた時、「天才」がどんな輝きを放つか楽しみでしかない。

【了】

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