J1優勝も経験した生粋のリーダー
【写真:Getty Images】
喜田拓也(横浜F・マリノス/日本)
生年月日:1994年8月23日(26歳)
2020リーグ戦成績:30試合出場/0得点0アシスト
若手の頃はほぼ守備専業のセントラルMFだったが、アンジェ・ポステコグルー監督のもとで守備と攻撃をつなげるハイブリッドなMFへと進化を遂げた。2019年にはキャプテンとして横浜F・マリノスの15年ぶりとなるJ1リーグ優勝に大きく貢献している。
とにかく真面目で、サッカーと誠実に向き合い、自分を律してチームの先頭に立って模範となるリーダーシップも大きな魅力。エゴを出さず常にチームの勝利のために全てを捧げる献身性は、そのままプレースタイルに表れている。
これまで世代別代表ではU-17ワールドカップに出場した以外、主要な国際大会における実績はない。2016年のリオデジャネイロ五輪も直前まで候補に残りながら、本大会出場は逃した。南野拓実ら当時ともにプレーしていた同世代の仲間たちは、いまやA代表の主力として輝いている。まだ26歳。次のワールドカップは2年後なのだから、日本代表としてプレーするチャンスが与えられるのは今からでも遅くない。
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