昨年の悔しさをバネに
【写真:Getty Images】
奥川雅也(ザルツブルク/オーストリア)
生年月日:1996年4月14日(24歳)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/0得点1アシスト
京都サンガF.C.の下部組織出身で、2015年にトップチーム昇格。そこからわずか半年で活躍の舞台をオーストリアに移している。その後は様々なクラブへのレンタル移籍が続いたが、昨季よりザルツブルクのトップチームに定着。公式戦33試合で11得点6アシストと目に見える結果を十分に残していた。
切れ味鋭いドリブルが最大の武器だが、近年はそれに加えフィニッシュワークの巧さも着実に身についてきており、得点に絡む回数も増えた。今季のチャンピオンズリーグ(CL)ではバイエルン・ミュンヘンからゴールを奪うなど、周囲に大きな期待感を抱かせるほど逞しく成長していると言える。
24歳のアタッカーは昨年、「追加」という形ではあったが日本代表から招集を受けていた。しかし、ザルツブルクで新型コロナウイルスのクラスターが発生したことで招集見送りとなり、代表合流はならなかった。何よりも選手本人が悔しさを味わったはずだが、2021年はリベンジなるか。
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