将来性抜群の長身GK
【写真:Getty Images】
GK:谷晃生(湘南ベルマーレ)
生年月日:2000年11月22日(20歳)
2020リーグ戦成績:25試合出場/35失点
ジュニアユース時代からガンバ大阪でプレーする谷晃生は、弱冠16歳でJ3の舞台に立った。FIFA U-17ワールドカップでは正GKとしてU-17日本代表のベスト16進出に貢献するなど、G大阪で将来を嘱望される存在となったが、正GKを務める東口順昭の牙城は崩せなかった。
昨季は湘南ベルマーレに期限付き移籍。第6節にJ1デビューを果たすと、リーグ戦25試合に出場する飛躍のシーズンを過ごした。第27節からは3試合連続クリーンシート達成に貢献。ペナルティエリア内のシュートキャッチ率はリーグ1位で、ビッグセーブを連発してチームを何度も救った。
190cmの長身を活かしたハイボール処理は堅実で、リーチを活かしたセービング技術にも定評がある。フィードの判断に迷いが見られるのは課題に挙げられるが、キックの技術はあるだけに改善の余地はある。4日には今季も湘南ベルマーレでプレーすることを発表。東京五輪世代のメンバー候補だが、その先にはA代表としての可能性も待ち受けているに違いない。
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