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アーセナル、4得点で大勝。3連勝で完全復調をアピール

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

【ウェスト・ブロムウィッチ 0-4 アーセナル プレミアリーグ第17節】

 プレミアリーグ第17節のウェスト・ブロムウィッチ対アーセナルが現地時間2日に行われた。試合は4-0でアウェイのアーセナルが勝利した。

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 難しい前半戦を過ごしたあと、2連勝で2020年を締めくくったアーセナルは、その勢いを新年も継続する。

 2021年初ゴールはティアニー。左サイドで縦にドリブルを仕掛けたアーセナルのサイドバックは、キックフェイントを入れて急ブレーキをかけると、進路を中にとってカットイン。右足のシュートを決めてアーセナルに先制点をもたらす。その5分後にはアーセナルらしいパスワークで崩してサカがゴールを決め、2-0で折り返した。

 後半に入ると、さらにリードは広がっていく。60分、ゴール前のこぼれ球をラカゼットが押し込んで3点目が決まると、64分にもラカゼットが決めて4-0。勝負を決めた。

 降格圏のウェスト・ブロムウィッチに完勝したアーセナルは、これで3連勝。11位に順位を上げている。

【得点者】
23分 0-1 ティアニー(アーセナル)
28分 0-2 サカ(アーセナル)
60分 0-3 ラカゼット(アーセナル)
64分 0-4 ラカゼット(アーセナル)

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≪書籍概要≫
なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。

“新アーセナル様式”の今後を追う。

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【了】

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