【写真:Getty Images】
ビジャレアルで出場機会獲得に苦戦し、1月のレンタル先変更の可能性も取りざたされる日本代表MF久保建英。特にヘタフェが新たなレンタル先として名乗りを上げているが、金銭面がネックとなる可能性もあるとみられている。スペイン紙『アス』が27日付で伝えた。
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レアル・マドリードからのレンタルで今季ビジャレアルに加入した久保だが、ここまでラ・リーガでの先発出場は2回にとどまり、最近2試合は出場なし。冬の移籍市場でビジャレアルへのレンタルを打ち切ることもあり得ると予想され、去就が注目されている。
ベティスやレアル・ソシエダなども久保の獲得に関心を示していると伝えられているが、特に獲得を熱望しているのはヘタフェだとされている。マドリーとしても、地理的に近いクラブであり、出場機会を得られることも見込まれるヘタフェに久保をレンタルすることを歓迎するとみられている。
だが問題となるのは金銭面。ビジャレアルは今季の久保の年俸を負担することに加えて、レンタル料として300万ユーロ(約3億8000万円)をマドリーに支払ったとされている。1月に久保が他クラブへ移るのであれば、そのクラブが半額を負担することが見込まれる。だがヘタフェとしては、久保の残り半年分の給与を負担することは可能だが、さらに150万ユーロ(約1億9000万円)を支払うのは厳しいとスペイン紙は伝えている。
一方でマドリーとしても、新型コロナウイルスの影響で予算縮小を強いられたこともあり、レンタル料の減額などに応じる考えはないとみられる。久保がヘタフェへ移るためには、金銭面で何らかの妥協点を探ることが必要になるかもしれない。
ヘタフェは久保のほか、バルセロナのU-21スペイン代表MFカルレス・アレニャも冬の補強ターゲットとしてリストアップしているという。優先的に交渉を進めようとしているのは久保であり、久保の獲得が不可能な場合にはアレニャの獲得を試みるとみられている。
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