名古屋の堅守を司る歴戦の勇士
【写真:Getty Images】
吉田豊(名古屋グランパス)
生年月日:1990年2月17日(30歳)
今季リーグ戦成績:30試合出場/2得点0アシスト
リーグ戦の欠場は第4腰椎左横突起骨折で離脱した10月の4試合のみで、GKミッチ・ランゲラックやDF中谷進之介、DF丸山祐市らとともにJ1最少失点の名古屋グランパス守備陣を支えた。対人性能の高さに磨きがかかり、34試合28失点と堅守を誇ったチームの柱の1人となった。
欠場していた4試合の間に今季唯一の連敗があり、敗れた2試合で計5失点を喫した。この記録は左サイドバックとして不動の地位を築いた吉田の、チーム内における重要度の高さを表していると言えるだろう。個人の得点数やアシスト数が伸びておらずとも、チームの結果からパフォーマンスの充実ぶりがうかがえる。
イタリア人のマッシモ・フィッカデンティ監督に率いられた名古屋は、今季のJ1リーグ戦で史上最多タイとなる17度のクリーンシートを達成。さらに3位フィニッシュで9年ぶりのACL出場権も獲得した。
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