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Jリーグ 4年前

2020年Jリーグ引退選手5人(3)。クラブの象徴として愛されたDF、ブラジル人レジェンドたちも

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

誰からも慕われた“フェルさん”

フェルナンジーニョ
【写真:Getty Images】

FW:フェルナンジーニョ(ガイナーレ鳥取)
生年月日:1981年1月13日(39歳)
J1通算成績:184試合出場/47得点
J2通算成績:17試合出場/1得点
J3通算成績:128試合出場/39得点

 2004年に母国ブラジルのサンカエターノからガンバ大阪に加入し、翌年はベストイレブンにも選ばれる活躍でJ1リーグ初優勝に大きく貢献した。2006年途中で西野朗監督の構想から外れ、2007年は清水エスパルスへ期限付き移籍。2008年途中からは京都サンガF.C.に在籍した。

 その後、ブラジルに戻るが、4度にわたって救世主的にJリーグ復帰を果たすことになる。大分トリニータ、ベガルタ仙台、ヴァンフォーレ甲府、そしてガイナーレ鳥取と、合計7つのJリーグクラブでプレーした。小柄ながら切れ味鋭いドリブルと優れた得点感覚、長年の経験で培った日本語力も見事だった。

 2014年から計6シーズンにわたってプレーした鳥取では、岡野雅行GMとともにブラジル人選手の発掘やサポートにも深く関わっていた。現在浦和レッズで活躍するFWレオナルドは、サントスのBチーム時代にフェルナンジーニョと岡野GMが見出し、日本に連れてきた選手だ。ブラジル人にも日本人にも慕われる“フェルさん”は、現役最後の試合となったJ3最終節のロアッソ熊本戦に先発フル出場し、自らラストゴールも決め、勝利で有終の美を飾った。

【了】

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