ユベントスの3-0勝利扱いで決着していたセリエA第3節が、来年に改めて行われることになった。22日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。

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　事の発端はユベントス対ナポリの試合が行われる前、ナポリで新型コロナウイルスの陽性者が確認されたことにあった。ユベントスとナポリの両クラブに新型コロナウイルスの陽性者がいたものの、中止に値する人数を満たさないことから、ユベントスはナポリとの試合を予定通りに行うことを主張。リーグ側も「ユベントス対ナポリの試合は明日（4日）20時45分より予定通りに開催する」との声明を出していた。

　しかし、ナポリはユベントスとの試合に向けて現地時間10月3日の夜にトリノへ向かうことを予定していたが、現地保健当局の指示により足止めされた。そして、試合当日にトリノ入りすることが出来ず、現地時間10月4日に行われる予定だったセリエA第3節のユベントス対ナポリの試合が中止になっている。

　不可抗力による試合中止だったとナポリ側は主張したものの、セリエAの懲戒委員会が現地時間10月14日にナポリの0-3不戦敗扱いにすることを決定。それでも諦めなかったナポリはイタリアサッカー連盟にも上訴したが、訴えを破棄されている。

　同メディアによると、ナポリはさらにイタリアオリンピック委員会（CONI）スポーツ保証委員会にも上訴していたという。そして、CONIスポーツ保証委員会が2つの決定を覆し、ナポリの訴えを受け入れたとのこと。そのため、ユベントスに与えられた勝ち点3と、ナポリから剥奪された勝ち点1が取り消されることに。再試合の日程は決まっていないが、来年行われる見通しとなっている。

【了】