【写真:Getty Images】
【アーセナル 1-4 マンC リーグ杯・準々決勝】
リーグ杯・準々決勝、アーセナル対マンチェスター・シティの試合が現地時間22日に行われた。アーセナルが1-4の敗戦を喫している。
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アーセナルに所属するピエール=エメリク・オーバメヤンは、ふくらはぎを負傷したことにより今回のシティ戦を欠場。アーセナルはガブリエウ・マルティネッリやアレクサンドル・ラカゼット、ジョゼフ・ウィロックなどを先発起用している。
3分、オレクサンドル・ジンチェンコからパスを受けたシティのガブリエル・ジェズスに先制点を決められてしまう。それでも31分、マルティネッリのアシストからラカゼットがゴールを決めて同点に追いついた。
しかし55分にリヤド・マフレズに得点を決められると、59分にはフィル・フォーデンの得点を許し2点差に。73分にはアイメリック・ラポルテにもゴールを決められ、アーセナルは1-4の敗戦を喫している。
【得点者】
3分 0-1 ジェズス(シティ)
31分 1-1 ラカゼット(アーセナル)
55分 1-2 マフレズ(シティ)
59分 1-3 フォーデン(シティ)
73分 1-4 ラポルテ(シティ)
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なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。
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【了】