【写真:Getty Images】
レアル・マドリードからビジャレアルにレンタルされている日本代表MF久保建英は、1月の移籍市場でそのレンタルを打ち切る可能性が高まっているのかもしれない。スペイン紙『アス』が20日付で見通しを伝えた。
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昨季レンタルされたマジョルカで高い評価を受け、今季は一段上のレベルのクラブでさらなる成長を遂げることが期待された久保。だがビジャレアルではここまで十分な出場機会を確保できず、与えられたチャンスを活かすこともできていない。
リーグ戦では14節までを終えた段階で先発出場2回にとどまり、合計プレー時間は300分にも満たない。19日に行われたオサスナ戦ではベンチ入りしながらも加入後初の出番無しに終わった。
久保の成長のため出場できる環境でプレーさせたいマドリーが、1月の移籍市場で他クラブへのレンタル先変更を望んでいるという報道も浮上。ビジャレアル側はレンタル打ち切りを望んではいないと報じられていたが、その後の状況の変化もあり、ウナイ・エメリ監督も久保の退団を認める姿勢を示したとスペイン紙は伝えている。
久保と同じポジションでは、エメリ監督は18歳のスペイン人ジェレミ・ピノを起用していく方針を固めたとされている。今季デビューを飾り、徐々に出場機会を増やしてきたジェレミ・ピノは、久保が不出場に終わったオサスナ戦でリーグ戦初先発を飾った。
もうひとつの理由は、中盤の中心選手であるMFビセンテ・イボーラが負傷により長期離脱を強いられる状況となったこと。ビジャレアルは冬の移籍市場で代役の補強を行うため、久保を手放すことでEU外外国人枠を空けるとともに、久保の給与負担をなくして金銭的余裕を生みたいと考えているとみられる。
ビジャレアルを離れることになったとすれば、スペイン国内の多くのクラブが獲得に関心を示すのではないかとの予想もある。久保はシーズン後半戦に向けて新天地を求めることになるのだろうか。
【了】