【写真:Getty Images】
【アーセナル 1-1 サウサンプトン プレミアリーグ第13節】
プレミアリーグ第13節、アーセナル対サウサンプトンの試合が現地時間16日に行われ、試合は1-1の引き分けに終わった。この結果、アーセナルは13試合を終えた時点で勝ち点14の15位に沈んでいる。
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18分にサウサンプトンのセオ・ウォルコットに先制点を決められてしまうが、52分にピエール・エメリク・オーバメヤンが得点して同点に追いつく。逆転を目指すアーセナルだったが、62分にガブリエウが退場して数的不利に。その後はお互いに追加点はなく、試合は1-1の引き分けに終わっている。
英メディア『BBC』が公開しているデータによると、アーセナルは1974/75シーズン以来となる最悪のスタートを切っているようだ。ここまでリーグ6戦未勝利のアーセナルだが、次節のエバートン戦で7試合ぶりの白星を飾ることは出来るのだろうか。
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≪書籍概要≫
なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。
“新アーセナル様式”の今後を追う。
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【了】