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登録外のアーセナルDF、レンタル移籍するならイングランドのクラブを希望?

text by 編集部 photo by Getty Images

ウィリアン・サリバ
【写真:Getty Images】

 アーセナルに所属する19歳のU-20フランス代表DFウィリアン・サリバは、来年1月にレンタル移籍する必要が生じた場合、イングランドのクラブに移ることを望んでいるようだ。14日に英紙『エクスプレス』が報じている。

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 今年6月にレンタル先のサンテティエンヌからアーセナルに復帰したサリバだが、ヨーロッパリーグ(EL)登録外となった上にプレミアリーグでは1試合も出場できていない状況にある。事実上の戦力外となっているため、来年1月に再び他クラブへレンタル移籍する可能性が浮上していた。

 同紙によると、フランスのクラブから関心を示されているものの、サリバ本人はイングランドに留まることを望んでいるという。果たして、サリバの獲得に動くイングランドのクラブは現れるのだろうか。

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なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。

“新アーセナル様式”の今後を追う。

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【了】

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