【写真:Getty Images】
イタリア・セリエD(4部)のクラブであるソーナが来年1月からの加入を突然発表した元ブラジル代表のマイコン。かつては世界最高の右サイドバックとも評された名プレーヤーだった。
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その魅力は何と言っても圧倒的な攻撃力。スピード溢れる突破から攻撃の起点となり、多くのゴールを演出してチームに勝利とタイトルをもたらす原動力となっていた。
インテルでチームメートとしてプレーすることになった長友佑都にとっても憧れの存在だったという。ボローニャで昨季右SBとしてプレーしていた冨安健洋をクラブ幹部が「マイコンのようだ」と称えるなど、現在でも優れたサイドバックの代名詞として引き合いに出される。
そのマイコンが個人としてもチームとしてもキャリアの絶頂を迎えたのが2009/10シーズン。インテルがセリエA、コッパ・イタリア(イタリア)、そしてチャンピオンズリーグ(CL)優勝の3冠を達成したこの年、マイコンは公式戦7得点12アシストを記録し、サイドバックとしては驚異的と言える19ゴールに直接的に関与した。
特にセリエAの終盤戦、2010年4月のユベントス戦で記録した得点は“イタリアダービー”屈指のスーパーゴールとして語り継がれている。クリアボールを相手ペナルティーエリア手前で受けたマイコンは、ボールを一度も地面につけることなく3タッチのリフティングで相手選手を翻弄し、そのまま強烈なボレーシュートをネットに叩き込んでみせた。