【写真:Getty Images】
リバプールに所属する日本代表MF南野拓実がチャンピオンズリーグ(CL)のミッティラン戦で記録したひとつのデータに注目が集まっている。地元紙『リバプール・エコー』が10日付で伝えた。
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南野は8日に行われたCLグループステージ最終節のミッティラン戦に先発フル出場。終了間際にはゴールネットを揺らし、2-1の決勝ゴールを挙げたかに見えたが、その前にサディオ・マネのハンドがあったとVARにより判定されて幻に終わった。
得点に繋がる仕事はできなかったが、中盤で出場した南野は守備面で驚異的なスタッツを記録したとして地元紙は注目している。データサイト『FBRef』によれば、相手のボール保持者などに対する「プレッシング回数」が37回を数えたという。
37回という数字はチーム内で圧倒的に最多であり、2位と3位の選手の合計をも上回る数字。リバプール助監督のペップ・ラインデルス氏が「プレッシングモンスター」と呼んだディオゴ・ジョッタの3倍以上であり、今季リバプールのプレミアリーグおよびCLの全試合で記録された数字の中でも最多記録とのことだ。
南野はリバプール加入時から「攻撃のあらゆるポジションでプレーできる」と評され、3トップの一角やトップ下などでの起用が想定されてきた。だが先発で起用された最近2試合は中盤での出場であり、ユルゲン・クロップ監督も中盤が南野の新たなポジションである可能性を示唆している。
圧倒的なプレッシング数を記録したことは、中盤への出場機会獲得に向けたさらなる後押しに繋がる可能性もあるとの見方を『エコー』紙は伝えている。「現時点ではどのポジションでもレギュラーになる可能性は低そうだ。中盤にも前線にも序列が上の選手たちがいる」としながらも、「クロップが特定の相手に対して中盤センターでプレッシングマシーンを必要とすることがあれば、南野に声をかけるのが断然良さそうだ」と地元紙は記した。
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