【写真:Getty Images】
UEFAヨーロッパリーグ(EL)最終節の各試合が現地時間10日に行われたが、グループIのビジャレアル対カラバフ戦の1試合は延期となった。このまま中止となる可能性もあるかもしれない。
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ビジャレアル対カラバフ戦の延期が決定されたのは試合前々日の8日。カラバフのクラブ内で新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生し、試合の開催に必要な選手数を揃えられなかったことが理由だ。報道によれば選手11人が新型コロナに感染し、他2人が負傷のためプレー不可能だという。
ある意味では幸いなことに、この試合の結果がグループの最終順位に影響することはない。ビジャレアルは1試合を残してすでに首位での決勝トーナメント進出が確定し、カラバフも最下位での敗退が決まっている。14日には決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会が予定されているが、全日程を消化していなくとも支障はなさそうだ。
順位に影響のない消化試合であること、過密日程の中で代替開催日の調整が容易ではないことを考慮すれば、ビジャレアル対カラバフはこのまま開催されないということもあり得るようだ。スペイン紙『アス』は「ビジャレアルの不戦勝が有力になりつつある」との見方を伝えている。
ビジャレアルの選手の間からも試合の中止を支持する声が上がっている。「グループの状況を考えれば、試合は行わないことになると僕らは考えている。日程を考えればグループの結末に影響しないカラバフ戦は開催しない方がいいと思う」とDFパウ・トーレスはコメントしている。
来週はコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)、再来週はリーグ戦がミッドウィークに組まれるなど日程の厳しいビジャレアルとしては中止が望ましいのかもしれない。だがMF久保建英も含めたリーグ戦での控え選手にとっては貴重なプレー時間が失われてしまうことにもなる。今季ラ・リーガでは先発が1回しかない久保だが、ELではここまで全5試合に先発出場していた。
【了】