【写真:Getty Images】
J2の京都サンガF.C.は9日、トップチームの2021シーズン新監督に曺貴裁(チョウ・キジェ)氏が就任することが決定したとして発表を行った。
【今シーズンのJリーグはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
京都は3試合を残した今季のJ2で現在6位に位置しており、来季J1には昇格できないことが確定。7日には實好礼忠監督が契約満了に伴い今季限りで退任することを発表していた。
曺貴裁氏は2012年から湘南ベルマーレで監督を務め、2度のJ2優勝と3度のJ1昇格、2018年YBCルヴァンカップ優勝などの実績を残した。だが昨年8月にコーチングスタッフや選手に対するパワーハラスメントを行っていたとの疑惑が報じられ、Jリーグによってパワハラ行為が認定されて処分を受けたあと10月に退任。公認S級コーチライセンス1年間停止の処分が下されていた。
京都公式サイトを通して監督就任のコメントを述べた曺貴裁氏は「まず初めに、昨年、自分が起こしてしまったハラスメント行為に関して、深くお詫び申し上げます」と謝罪。その上でオファーを出した京都に対する感謝の思いを表した。
「ここ京都は自分が生まれ育った町です。そのクラブから一緒に高みを目指していこうと言葉を掛けていただいたことはこの上ない喜びです。この1年で学んだ、スタッフ・選手一人一人の気持ちや想いの深い部分まで理解する姿勢を大切にしながら、京都の皆さんとともに、スタッフ・選手全員と一緒にサッカーそのものの楽しさや素晴らしさをとことん追求し、繰り広げるフットボールに歓喜する瞬間をたくさん見せ続ける、これこそが、全身全霊をかけて、成し遂げなければならない最大のミッションだと感じています」と曺貴裁氏は続けている。
【了】