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夏には一旦引退を決めていたイブラヒモビッチ。現在は来季以降の続行も視野に

text by 編集部 photo by Getty Images

ズラタン・イブラヒモビッチ
【写真:Getty Images】

 ミランに所属する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、昨季終了後に一旦は現役引退を決意していたと明かした。イタリア『スカイ』が4日付で独占インタビューを伝えている。

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 イブラヒモビッチは今年1月、半年間の短期契約で古巣ミランに再加入。その時点で38歳という年齢を感じさせないパフォーマンスを見せ、シーズン後半戦だけでセリエA二桁得点を記録してみせた。

 新型コロナウイルスの影響で延長された昨季が終了すると、契約の満了したイブラヒモビッチは去就が不確定となり、引退も含めて様々な噂が飛び交った。インタビューで明かしたところによれば、ステファノ・ピオリ監督から意志を確認されたイブラヒモビッチは「もう続けない」と答えたという。

「家族のために払わなければならない犠牲のことを考えていた。何よりも大事な家族はスウェーデンに住んでいて、ここには一人で来ている。6ヶ月だけならいいが、もう1年このまま続けるのはダメだ。だからピオリにはノーと言った」とイブラヒモビッチは引退を考えた理由を説明している。

 だがピオリ監督は諦めず、翌日に再びイブラヒモビッチにプレー続行の説得を試みた。それからイブラヒモビッチはバカンスを挟んで、最終的には「後悔したくない」という思いからミランとの契約を延長するよう代理人に依頼したとのことだ。

 現役続行を決断し、39歳となった今季はリーグ戦6試合で10得点というさらなる怪物ぶりを見せつけている。「あまりにも良い感触」である現在は引退を考えてはおらず、「できなくなるまでプレーを続ける」とコンディション次第では来季以降もプレーを続行する可能性を示唆している。

【了】

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