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武藤嘉紀、リーガ初ゴールも「ニューカッスルの時と同じ問題がある」と英紙

text by 編集部 photo by Getty Images

武藤嘉紀
【写真:Getty Images】

 先週末に行われたベティス戦で、ラ・リーガでの移籍後初ゴールを記録したエイバルのFW武藤嘉紀。監督も武藤に賛辞を送ったが、英紙『イブニング・クロニクル』は武藤がスペインでも新たな環境への適応の問題を抱えている様子であることに注目している。

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 ニューカッスルからのレンタルで今季エイバルに加入した武藤は、11月30日に行われたベティス戦で先制ゴールを記録。昨季のニューカッスルで出場機会を失っていた武藤にとっては公式戦で約14ヶ月ぶりのゴールであり、リーグ戦での得点は実に2年ぶりとなった。

 エイバルのホセ・ルイス・メンディリバル監督は試合後の会見で武藤の初ゴールを喜び、「最終的に8から10ゴールは決めてくれるだろう」とさらなる活躍への期待を示した。だが保有権を持つニューカッスルの地元紙は、むしろ同監督の挙げた問題点の方をクローズアップしている。

「彼は私が言っていることをほとんど理解できないため通訳者が必要だ。タカ(乾貴士)や他の誰かが他の言語を使わなければならない」ともメンディリバル監督は武藤についてコメント。英紙は「ラファ・ベニテスもスティーブ・ブルースも指示を伝えるのに問題があった」と、ニューカッスルの前監督および現監督が武藤とのコミュニケーションに苦労していたことを振り返った。

 だがメンディリバル監督は「今日は彼が私の指示を理解してくれていることが示された」とも続けている。レンタル先での動向を注視するニューカッスル地元紙からはまだまだ懐疑的な見方も強いようだが、武藤はスペインでのさらなる活躍で評価を変えることができるだろうか。

【了】

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