8位：ペップが惚れたマエストロ

MF：チアゴ・アルカンタラ（スペイン代表／リバプール）
生年月日：1991年4月11日（29歳）
市場価値：4800万ユーロ（約58億円）
今季リーグ戦成績：2試合出場／0得点0アシスト

　ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるバルセロナでプロデビューを飾り、若手らしからぬプレーで当時から注目を浴びていた。その才能に惚れたグアルディオラ監督は自身がバイエルン・ミュンヘン指揮官に就任した際に、バルセロナからこの男を引き抜いている。それほど特別な存在だった。

　足下のテクニックはまさに天才的で、狭いエリアでもなんら不自由なくプレーすることが可能。視野の広さを生かした精度抜群のパスは、ビルドアップでもファイナルサードでの崩しにおいても大きな効果を生んでいる。また、バイエルンでは守備能力も著しく向上した。

　チャンピオンズリーグ王者の一員となってリバプールにやって来た今季は、初挑戦のプレミアリーグでもレベルの高さをいきなり証明。中盤に新たな可能性をもたらしていた。しかし、現在は最も懸念されていた怪我の影響で離脱中。早期の回復が待たれている。