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【写真:Getty Images】
イェンス・トールンストラ(元オランダ代表/背番号28)
生年月日:1989年4月4日(31歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/1得点0アシスト
20歳でADOデン・ハーグに入団するまでは、アムステルダム大学で会計学を学びながらアマチュアでプレーしていた苦労人。ユトレヒト時代の2013年にはオランダ代表まで上り詰めた。フェイエノールトには2014年夏に加入し、以降はずっとレギュラーとしてプレーを続けている。
もともとは攻撃的なMFだが、惜しみないハードワークで攻守に貢献できるタイプで、今季はアンカーに固定されて躍動している。2016/17シーズンのリーグ戦14得点11アシストを頂点に数字の面では下降傾向だが、それはチーム内での役割が変わってきたからこそ。試合の流れを読む卓越したインテリジェンスと献身性で、一度ポジションを失ってもその度にプレースタイルを柔軟に変えながら必ず定位置を取り戻してきた。
【写真:Getty Images】
オルクン・コクチュ(トルコ代表/背番号23)
生年月日:2000年12月29日(19歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/0得点1アシスト
2014年からフェイエノールトの下部組織に在籍し、16歳になった2017年に初めてのプロ契約を結んだ。相手の意表を突くラストパスでビッグチャンスを演出するだけでなく、守備も怠らないハードワーカー。昨季は後半戦に復調したチームを引っ張り、今年は9月にトルコ代表デビューを飾るなど飛ぶ鳥を落とす勢いで評価を上げている。
今夏はアーセナルやアストン・ヴィラからの関心も伝えられたが、2025年までの契約延長にサインしてフェイエノールトに忠誠を誓った。「サッカー界では誰もが好きなことを言えるが、批判は受け入れる必要がある。僕にできる唯一のことはピッチ上で自分を示すだけ」と19歳にして成熟したメンタリティを備える。
【写真:Getty Images】
マルク・ディーメルス(オランダ/背番号6)
生年月日:1993年10月11日(27歳)
20/21リーグ戦成績:9試合出場/1得点1アシスト
カンブールやフローニンゲンの下部組織で育ち、ユトレヒト時代は1部リーグで主力に定着できず。2部リーグで過ごした時間も長い苦労人だ。一昨季の1部昇格組だったフォルトゥナ・シッタルトで評価を高め、この夏に国内屈指の強豪であるフェイエノールトの一員となった。
世代別代表歴もない非エリートだが、ビッグクラブでも実力を発揮し、すぐに主力定着を果たした。中盤で確実性の高いプレーに徹し、巧みなパスワークでボールを前進させる。水を運ぶ役割を進んでこなす、玄人好みのセントラルMFとして評価を高めている。