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【写真:Getty Images】
ウィルソン・マナファ(ポルトガル/背番号18)
生年月日:1994年7月23日(26歳)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/0得点1アシスト
左右両サイドを遜色なくこなし、慢性的な人材不足のサイドバックで最もコンスタントなプレーを披露している。昨季途中からは主に右サイドバックに定着し、今季はアレックス・テレスがマンチェスター・ユナイテッドへ移籍した左サイドバックに入ることもあるだろう。
右利きだが、なぜか左サイドに入った時の方が生き生きとプレーしているように見える。それは彼の攻撃的なスタイルゆえで、左サイドなら直線的なドリブルで密集にも臆することなく突っ込み、積極的にカットインしてシュートまで持ち込むことも。守備対応の軽さをなくすことができればポルトガル代表入りも見えてくるか。
【写真:Getty Images】
チャンセル・ムベンバ(DRコンゴ代表/背番号19)
生年月日:1994年8月8日(26歳)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/1得点0アシスト
昨季はセンターバックに負傷者が続出したが、ムベンバが見事にその穴を埋めた。ぺぺやイバン・マルカノに比べてビルドアップ面の貢献がほぼ望めないという欠点こそあるものの、対人戦やスピード対応も苦にしないフィジカル面が大きな強みだ。
マルカノがひざの負傷から復帰を目指してリハビリ中、ぺぺも負傷離脱中の現在はディフェンスラインを束ねるリーダーとして頼られる。中盤アンカーや右サイドバックに対応する万能性も。
【写真:Getty Images】
マラン・サール(U-21フランス代表/背番号32)
生年月日:1999年1月23日(21歳)
20/21リーグ戦成績:2試合出場/0得点0アシスト
移籍市場閉鎖間際にチェルシーから期限付き移籍で借り受けた若手有望株だ。マルカノが長期離脱中のため、センターバックの主戦はぺぺとムベンバになるが、前者が負傷しているなかで徐々に存在感を増している。
身長182cmはセンターバックとして小柄な部類に入る。しかし、ジャンプ力が非常に高く、空中戦で不利になるような場面はほとんどない。今夏、5歳から過ごしたニースを退団してフリーでチェルシーに加入したことからも、いかにポテンシャルが高く評価されているかわかるだろう。大切に育てたい逸材だ。
【写真:Getty Images】
ザイドゥ・サヌシ(ナイジェリア代表/背番号12)
生年月日:1997年6月13日(23歳)
20/21リーグ戦成績:5試合出場/0得点1アシスト
大黒柱のアレックス・テレスがユナイテッドへ移籍し、その穴を埋めるべくポルトガル1部で躍進したサンタ・クララから獲得された。豪快にスプリントをかける攻撃参加と鋭い弾道のクロスが持ち味で、賢さよりも身体能力の高さを前面に押し出したプレーをする。CLは全試合先発出場中で、グループステージ第4節のマルセイユ戦で初ゴールも挙げた。
3シーズン過ごしたポルトガル3部から昨季1部にステップアップし、1年でポルトへ。驚異の成り上がりで名門の一員になると、今年10月にはナイジェリア代表デビューも果たした。キャリアには謎が多く、プレーは全体的に荒削りだが、爆発力は秘めている。今後のさらなる成長が楽しみだ。