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【写真:Getty Images】
リック・カルスドルプ(オランダ代表/背番号2)
生年月日:1995年2月11日(25歳)
20/21リーグ戦成績:5試合出場/0得点1アシスト
ローマの泣きどころは、ここ数年ずっと右サイドだった。4バックでも3バックでも絶対的な存在がおらず、生え抜きのアレッサンドロ・フロレンツィは2シーズン連続で期限付き移籍、ブルーノ・ペレスも決め手に欠ける。
昨季はオランダの古巣フェイエノールトへ期限付き移籍していたカルスドルプの立場も厳しいと思われていたが、一転して主力に定着した。驚異的な推進力とスピードを誇り、右サイドからどんどん前に出ていく。スタートポジションがやや前になるウィングバックは天職だ。
【写真:Getty Images】
ロレンツォ・ペッレグリーニ(イタリア代表/背番号7)
生年月日:1996年6月19日(24歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/0得点2アシスト
フロレンツィの移籍によって数少なくなった生え抜き選手で、クラブ内外から大きな期待を寄せられる。チームリーダーの1人でもあり、中盤には欠かせないエンジンだ。昨季は細かい負傷が多く苦しんだものの、今季は安定したプレーを披露している。
得点力の高さが武器でもあったが、昨季は自分でゴールを狙うよりも味方のゴールを演出することに徹した。その結果、リーグ戦では自己最多の11アシスト。中盤でバランスをとりながら、機を見た攻め上がりでゴール前でも違いを作れる。今季はゴールとアシスト両方の数字を伸ばして、さらなる飛躍を目指したい。
【写真:Getty Images】
ジョルダン・ヴェレトゥ(元U-21フランス代表/背番号27)
生年月日:1993年3月1日(27歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/4得点1アシスト
広範囲を走り回り、豊富な運動量でピッチを制圧するアグレッシブなセントラルMFだ。攻守の切り替えの場面で一切サボらず、ボールを追い回して刈り取り、反撃につなげる。フォンセカ監督が獲得を熱望してフィオレンティーナから加入した。
昨季はリーグ戦で6得点を挙げているが、内訳はPKで5得点、流れの中から1得点だった。これを見ても分かる通り、フランス時代からPKキッカーとしての信頼も厚い。フランス代表歴がないのは不思議なくらいのクオリティを備えている。
【写真:Getty Images】
レオナルド・スピナッツォーラ(イタリア代表/背番号37)
生年月日:1993年3月25日(27歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/1得点1アシスト
マンチーニやロジェール・イバニェスと同様、アタランタでガスペリーニ監督に鍛えられてブレイクを果たしたサイドのスペシャリスト。ユベントス移籍は失敗に終わったものの、ローマで完全復活を遂げている。
特に6月の公式戦再開以降のパフォーマンス向上は目覚ましく、鋭いドリブルで左サイドを切り裂きクロスにつなげる。右利きだが、左サイドでのプレーを得意とするアタッカー色の強いウィングバックだ。