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レアル・ソシエダって誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? ダビド・シルバ加入で首位快走、育成と補強が最高のバランスに

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF

マルティン・スビメンディ
【写真:Getty Images】

マルティン・スビメンディ(U-21スペイン代表/背番号36)
生年月日:1999年2月2日(21歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/0得点0アシスト

 昨季終盤、新型コロナウイルスの影響による中断明けにイマノル・アルグアシル監督の抜てきを受けて台頭した。積極的にボールに絡み、アンカーのポジションからテンポよくパスをさばいていく。思い切りのいいプレーで中盤に勢いをもたらす存在だ。

 これまで主力だったイゴール・スベルディアは、時に人材不足のセンターバックも担う守備的なアンカーだが、スビメンディはより攻撃面の特徴が際立つタイプ。Bチーム登録のままレギュラーの座を確たるものにしつつある21歳は、市場価値もうなぎのぼり。生え抜きの多いチームでも成長ぶりは際立つ。

ポルトゥ
【写真:Getty Images】

ポルトゥ(スペイン/背番号7)
生年月日:1992年5月21日(28歳)
20/21リーグ戦成績:10試合出場/4得点2アシスト

 生え抜きの多いソシエダでは“外様”だが、ずっとそこにいたかのように違和感なくフィットしている。バレンシアの下部組織で育った攻撃のマルチプレーヤーは、ジローナの降格にともなって昨夏ソシエダへ加わった。

 足もとのテクニックよりも、タフさや鋭さで違いを生み出す。今季もリーグ戦10試合で6つのゴールに絡んでおり、先発でも途中出場でも、すぐ目の前の状況に適応して結果を残せる仕事人。右ウィングの位置から積極的にゴール前に飛び込み、逆サイドのオヤルサバルのクロスに合わせてゴールネットを揺らすのが十八番の形だ。

ミケル・メリーノ
【写真:Getty Images】

ミケル・メリーノ(スペイン代表/背番号8)
生年月日:1996年6月22日(24歳)
20/21リーグ戦成績:9試合出場/1得点2アシスト

 ボルシア・ドルトムントやニューカッスルでは苦しんだ特大の才能が、ソシエダで花開いた。常に相手陣内の危険なスペースを狙い、テンポよく周りと絡みながらパスの中継点となり、決定的なチャンスを演出する。

 昨季はマルティン・ウーデゴーを支え、今季はダビド・シルバという新しい相方とともに好発進を切った。パス本数やボール奪取数の多さは、メインキャストをサポートするボックゥ・トゥ・ボックスのMFとして一流な証拠。9月にはスペイン代表デビューも果たした。

ダビド・シルバ
【写真:Getty Images】

ダビド・シルバ(元スペイン代表/背番号21)
生年月日:1986年1月8日(34歳)
20/21リーグ戦成績:9試合出場/1得点2アシスト

 昨季限りでマンチェスター・シティを退団。今夏はセリエAのラツィオ移籍が決まりかけていたが、急転直下でソシエダへ。10年ぶりのスペイン復帰だが、魔術師的なテクニックと絶大な影響力に錆つきはない。

 ポジショニングやちょっとしたパスの工夫で周りを動かせる稀有な選手。中盤から巧みにボールを引き出し、次々と危険なところにパスを刺していく様は痛快だ。全盛期に比べれば運動能力こそ落ちているものの、チャンスメイク力や閃き、アイディアはいまだに世界トップクラス。

ミケル・オヤルサバル
【写真:Getty Images】

ミケル・オヤルサバル(スペイン代表/背番号10)
生年月日:1997年4月21日(23歳)
20/21リーグ戦成績:10試合出場/6得点2アシスト

 スペイン代表でも中心選手になりつつあり、ソシエダのエースとして貫禄すら感じる。23歳とは思えない落ち着きでゲームキャプテンも担い、崩しとフィニッシュの局面で圧倒的な違いを生み出す存在になった。

 左サイドからカットインしてのシュートやラストパスが十八番だが、わかっていても止められない。今季は10試合ですでにリーグ戦6得点2アシストを記録していて、昨季の10得点11アシストを軽々と上回っていきそう。底知れぬポテンシャルを秘めた大黒柱だ。

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