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久保建英は1月のビジャレアル退団を検討と地元紙。出場時間増えず苦戦続く

text by 編集部 photo by Getty Images

久保建英
【写真:Getty Images】

 ビジャレアルで十分な出場機会を得られず苦戦が続いている日本代表MF久保建英は、1月の移籍市場で他クラブへ移ることを考えているという。地元紙『エル・ペリオディコ・メディテラネオ』が23日付で伝えた。

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 レアル・マドリードからのレンタルで今季ビジャレアルに加入した久保だが、リーガエスパニョーラではここまで10試合を終えて先発1回のみ。その他の9試合はいずれも後半途中からの交代出場であり、合計で170分あまりのプレー時間にとどまっている。

 ヨーロッパリーグの試合では先発に起用されてゴールやアシストを記録し、状況は上向くかとも期待されたが、リーグ戦での出場時間はむしろ減少。直近2試合のヘタフェ戦、マドリー戦はそれまで以上に遅い時間からの交代出場となり、ラスト数分間しかプレーすることができていない。

 シーズン途中にレンタル先を変更する可能性は開幕から数試合の時点ですでに噂され始めたが、当面は久保本人にもクラブ側にもその意志はないと伝えられていた。だが現在では、久保本人は冬の移籍市場が開く1月にビジャレアルを離れることを検討していると地元紙は述べている。

「クボの才能に疑いの余地はない」と能力の高さへの評価は変わらず。だが「アグレッシブさと戦術的規律のあるサッカーを構築するため要求されるフィジカルが足りない」というのがウナイ・エメリ監督の考えだとされている。

 マドリーは他クラブにレンタルに出した若手選手たちの状況を注意深く見守っており、昨季にも出場機会を得られていなかった選手を1月に呼び戻して別のクラブにレンタルした例がある。選手本人の意志を尊重するのがマドリーの方針であるとも以前に報じられていた。

 マドリーとビジャレアルの間ではレンタル料250万ユーロ(約3億1000万円)で1年間のレンタル契約が交わされており、途中で打ち切るためには両クラブ間で何らかの合意が必要となる。ビジャレアル側はレンタルの打ち切りを望んではいないとされているが、「不満な選手を置いておきたいと思う可能性は低い」と、本人が望むのであれば最終的には応じるのではないかとも予想されている。

【了】

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