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アストン・ヴィラって誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? リバプールを7発で粉砕、プレミアに旋風を起こす雑草軍団

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF

ジョン・マッギン
【写真:Getty Images】

ジョン・マッギン(スコットランド代表/背番号)
生年月日:1994年10月18日(26歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/1得点3アシスト

 無尽蔵のスタミナを誇るセントラルMFで、ゴール前にも積極的に顔を出す。エースのオリー・ワトキンスやジャック・グリーリッシュの背後からペナルティエリア内まで飛び出して、多くのゴールやアシストを記録してきた。

 スコットランドリーグでの下積み時代も長かったが、2年前のアストン・ヴィラ移籍で大きく花開いた。プレミアリーグ昇格を果たした2018/19シーズンは2部チャンピオンシップで6得点10アシストを記録し、クラブの年間最優秀選手に。オフ・ザ・ボールの動きに優れるダイナモは、世界最高峰の舞台でもチームに欠かせない存在であり続けている。

ドウグラス・ルイス
【写真:Getty Images】

ドウグラス・ルイス(ブラジル代表/背番号6)
生年月日:1998年5月9日(22歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/0得点1アシスト

 マンチェスター・シティが保有権を持っていた才能豊かな司令塔で、2019年夏に買い戻しオプション付きの完全移籍でアストン・ヴィラへやってきた。シティと契約した当初はイギリスの労働許可証を取得できず、スペインのジローナへ2年連続で期限付き移籍していたが、ヴィラ移籍に伴ってビザ問題も解決した。

 2019年11月にはチッチ監督率いるブラジル代表デビューも果たし、サッカー王国でも将来が期待される東京五輪世代の1人だ。球際の強さや当たりの激しさよりも、中盤の底から配球する高精度のパスで勝負するタイプ。本格ブレイクのためには時折集中を欠く癖をなくしたい。

ロス・バークリー
【写真:Getty Images】

ロス・バークリー(イングランド代表/背番号20)
生年月日:1993年12月5日(27歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/1得点1アシスト

 イングランド代表としてのEURO出場を見据え、カイ・ハフェルツの加入で出番が限られるようになったチェルシーからプレミアリーグ開幕後に電撃移籍してきた。1年間のレンタルではあるが、瞬く間に主力に定着し、今では自由を享受して攻撃面でチームに欠かせないピースとなっている。

 若い頃から将来を嘱望されながらなかなか殻を突き破りきれないのは、調子の波の大きさゆえ。スキルや閃きは一流で、スピードもパワーもテクニックも水準以上だが、器用貧乏すぎるきらいもある。奔放な私生活を見直すとともに、目の前のサッカーと向き合ってプレーの安定感を高め、移籍の目的であるEURO出場のチャンスを勝ち取りたい。

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