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アストン・ヴィラって誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? リバプールを7発で粉砕、プレミアに旋風を起こす雑草軍団

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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マティ・キャッシュ
【写真:Getty Images】

マティ・キャッシュ(イングランド/背番号2)
生年月日:1997年8月7日(23歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/0得点0アシスト

 2部のノッティンガム・フォレストでブレイクし、今夏アストン・ヴィラの一員となった。古巣では元フランス代表で現役時代に中田英寿ともプレー経験を持つサブリ・ラムーシ監督によって、ウィングからサイドバックやウィングバックにコンバートされたことが飛躍のきっかけになった。

 守備的なポジションでプレーするようになり、対人戦の粘り強さも身についた。元ウィングらしく攻め上がりもスムーズで、トレゼゲとのコンビネーションで右サイドを制圧する。父親もイングランドの下部リーグで活躍した元プロ選手で、息子とは逆の左サイドバックだった。

エズリ・コンサ
【写真:Getty Images】

エズリ・コンサ(イングランド/背番号4)
生年月日:1997年10月23日(23歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/2得点0アシスト

 センターバックとして上背はないが、空中戦も苦にしない。それはアシスタントコーチを務めるジョン・テリーから守備スキルを細かく叩き込まれたが故だ。右サイドバックもこなす機動性や走り負けしないスピードも持ち合わせる。今季はセンターバックに固定されてタイロン・ミングスと不動のコンビを組む。

 ディーン・スミス監督からは前所属のブレントフォード時代にも指導を受けている。昨年はU-21イングランド代表の一員としてU-21欧州選手権にも出場した。コンゴ人の父とアンゴラ人の母を持つが、近い将来イングランド代表の一員になれるポテンシャルを秘めている。

タイロン・ミングス
【写真:Getty Images】

タイロン・ミングス(イングランド代表/背番号5)
生年月日:1993年3月13日(27歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/2得点1アシスト

 見た目の通りのパワフルさが最大の売りのセンターバックで、圧倒的な強さと高さを武器にイングランド代表にも定着しつつある。しかし、ここまでの道は決して平坦ではなかった。父は下部リーグでプレーした元プロサッカー選手だが、幼少期には母と3人の姉妹とともにホームレスのシェルターで暮らしていた時期もあるという。

 少年時代はサウサンプトンの下部組織に在籍していたが、その後ブリストル・ローヴァーズへ移籍。8部リーグからシニアキャリアをスタートさせ、アマチュアだった当時は住宅ローンアドバイザーとして働きながらプレーしていた。そんな中、2012年に父がスポーツディレクターを務めていた6部のチッペンハイム・タウンへ移籍したことがきっかけで、2部イプスウィッチ行きのチャンスを掴み取る。そこからはトントン拍子にスターダムを駆け上がり、イングランド代表にまで上り詰めた。左利きのセンターバック兼サイドバックという点でも付加価値の大きな選手だ。

マット・ターゲット
【写真:Getty Images】

マット・ターゲット(イングランド/背番号18)
生年月日:1995年9月18日(25歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/0得点0アシスト

 サウサンプトンの下部組織出身で、2014/15シーズンに同クラブでプレミアリーグデビューも果たした。しかし、その後は負傷にもたたられてなかなか出場時間を伸ばせず、20代前半は不遇の時期が続いた。

 しかし、2019/20シーズン開幕前にアストン・ヴィラへ移籍すると一躍チームに欠かせない選手の1人に。プロキャリアで初めて1年を通して継続的な出番を得て飛躍的な成長を遂げた。攻撃的な左サイドバックで、自軍ボール保持時のポジショニングも巧みだが、守備対応全般は大きな課題だ。

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