GK
【写真:Getty Images】
マドゥカ・オコイェ(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)
生年月日:1999年8月28日(21歳)
ナイジェリア代表成績:5試合出場/6失点
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育成に定評のあるレバークーゼンの下部組織で経験を積み、現在はオランダのスパルタ・ロッテルダムでプレーする若きGK。父親がナイジェリア人、母親がドイツ人であるためドイツ代表を選択することもできたが、「ドイツ人よりもナイジェリア人に近いと感じた」とし、ナイジェリア代表を選んでいる。
昨年10月のブラジル代表戦で代表デビューを飾ったばかりだが、早くもゲルノト・ロール監督の信頼を掴んだようで、2020年の試合はすべてフル出場。それまで正守護神を務めることが多かったフランシス・ウゾーに代わり、レギュラーの座を確固たるものとしつつあるのは間違いない。
DF
【写真:Getty Images】
ケビン・アクポグマ(ホッフェンハイム/ドイツ)
生年月日:1995年4月19日(25歳)
ナイジェリア代表成績:4試合出場/0得点0アシスト
ホッフェンハイム在籍6年目を迎えたDF。身長192cm・体重85kgという恵まれた体躯を誇り、身体能力の高さにも定評のある選手だ。本職はセンターバックだが、左右両サイドバックやサイドハーフ、さらにはセンターフォワードまで務めるなど、ユーティリティプレーヤーとしても知られている。
U-16からU-21までは出身国であるドイツ代表でプレーしていたが、今年になってナイジェリア代表入りを決断。さっそくゲルノト・ロール監督の下で4試合に出場しているなど、なかなかファーストチョイスが定まっていない右サイドバックのレギュラー候補に名乗りを上げている。
【写真:Getty Images】
レオン・バログン(レンジャーズ/スコットランド)
生年月日:1988年6月28日(32歳)
ナイジェリア代表成績:34試合出場/0得点1アシスト
今季よりスティーブン・ジェラード監督率いるレンジャーズでプレーするセンターバック。身長190cm・体重89kgという巨躯を生かしたパワーに長けていることはもちろんのこと、相手に簡単には振り切られないスピードも兼備する。最終ラインから持ち運ぶドリブルも大きな武器だ。
この男も出身はドイツだが、父親がナイジェリア人のためナイジェリア代表を選択。2014年に代表デビューを果たしており、ブラジルワールドカップ行きは逃したがロシアワールドカップでは主力として奮闘した。現在も最終ラインにおける中心的存在としてチームを支えている。
【写真:Getty Images】
ウィリアム・トルースト=エコング(ワトフォード/イングランド)
生年月日:1993年9月1日(27歳)
ナイジェリア代表成績:45試合出場/2得点0アシスト
スーパーイーグルスが誇る最終ラインの要だ。身長191cm・体重85kgと大柄な選手であり、タイトなマークとカードを恐れない鋭いタックルを武器に相手を無力化することができる。また、ただパワフルなだけでなくインテリジェンス溢れるプレーも目立つなど、センターバックとして高い総合力を誇っている。
年代別オランダ代表でのプレー経験を持つが、2015年にナイジェリア代表デビュー。以降DF陣の要として君臨し続け、ロシアワールドカップ全試合フル出場、昨年のアフリカネーションズカップ3位決定戦ではMOMに輝くなど、大舞台でも存在感を誇示している。今後も欠かせぬ存在として活躍するはずだ。
【写真:Getty Images】
ジャミル・コリンズ(パーダーボルン/ドイツ)
生年月日:1994年8月5日(26歳)
ナイジェリア代表成績:14試合出場/0得点0アシスト
パーダーボルンを3部時代から支え、2018/19シーズンにはブンデスリーガ昇格の立役者となったレフティー。アフリカ人選手特有のスピードを生かした攻撃参加と鋭いボールインターセプトを売りとしている選手で、現在はドイツ国内の複数クラブやトルコのチームなどから関心を寄せられているそうだ。
ナイジェリア代表デビューはロシアワールドカップ後で、以降は継続して出場機会を確保。昨年はアフリカネーションズカップ3位に貢献している。しかし、ここ最近はポルトに所属するザイドゥ・サヌシの出番が増えてきているのも事実。その立場は決して安泰とは言えない。
MF
【写真:Getty Images】
オグヘネカロ・エテボ(ガラタサライ/トルコ)
生年月日:1995年11月9日(25歳)
ナイジェリア代表成績:32試合出場/1得点1アシスト
2016年のリオデジャネイロオリンピックで日本代表から4ゴールを奪ったことで話題を集めた25歳のMF。好不調の波が激しい点は否めないが、ドリブルセンスやパスセンスに優れており、守備面でも献身的に働くなど総合能力が非常に高い選手だ。複数ポジションをこなす万能性も大きな魅力である。
もともとはウイングを主戦場としていたが、所属クラブでコンバートされたこともあって今ではボランチとしての姿が完全定着。昨年のアフリカネーションズカップでは中盤底のポジションで全試合フル出場を果たしている。現在25歳と、今後もスーパーイーグルスにとって貴重な戦力となりそうだ。
【写真:Getty Images】
ウィルフレッド・ディディ(レスター/イングランド)
生年月日:1996年12月16日(23歳)
ナイジェリア代表成績:36試合出場/0得点2アシスト
パリ・サンジェルマンやマンチェスター・ユナイテッドなど、複数のビッグクラブが注目するナイジェリア自慢の守備的MFだ。正確なポジショニングと鋭い出足を利かせたボール奪取能力はワールドクラスで、攻撃のスイッチを入れるパス捌きも非凡。攻守両面において非常に頼もしいプレーヤーである。
ナイジェリア代表デビューは当時18歳だった2015年。それ以降も名を連ね続けており、ロシアワールドカップでは全試合フル出場を果たすなど、今や23歳にして中盤の要となった。現在は負傷の影響で代表を離れているが、戻ってくれば再び攻守において輝かしいパフォーマンスを披露してくれるはずだ。
【写真:Getty Images】
アレックス・イウォビ(エバートン/イングランド)
生年月日:1996年5月3日(24歳)
ナイジェリア代表成績:44試合出場/9得点3アシスト
ナイジェリアのレジェンドであるジェイ=ジェイ・オコチャの甥にあたる24歳のアタッカー。スピードやテクニックが非凡ながら単独でズバズバと仕掛けていくタイプではなく、周囲と連動しながら攻撃のリズムを生み出すことを得意としている選手だ。ちなみに同僚ケレチ・イヘアナチョは親友である。
所属するエバートンでは左右のウイングを務めることが多いが、ナイジェリア代表ではトップ下での出場が大半を占めている。同選手のスタイル的にはプレーしやすいポジションと言えるだろう。ただ、ここまでの得点やアシストは少し寂しい数字。今後はより結果にこだわっていきたいところだ。
FW
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サムエル・チュクウェゼ(ビジャレアル/スペイン)
生年月日:1999年5月22日(21歳)
ナイジェリア代表成績:16試合出場/3得点0アシスト
今後の更なる成長が楽しみな左利きの若手アタッカーだ。ロシアワールドカップ後にナイジェリア代表デビューを果たすと、昨年のアフリカネーションズカップで3位に貢献するなど瞬く間に右ウイングのファーストチョイスに。スーパーイーグルスのこれからを担う存在として、注目を集めている。
ビジャレアルで久保建英とチームメイトということもあり、日本人からの認知度も高くなってきた。そんなレフティーの武器はスピードに乗ったカットインで、一度勢いがつくともはや制御は困難。フィニッシュ精度等には改善の余地があるが、「ナイジェリアのロッベン」という異名は伊達ではない。
【写真:Getty Images】
ヴィクター・オシムヘン(ナポリ/イタリア)
生年月日:1998年12月29日(21歳)
ナイジェリア代表成績:9試合出場/5得点4アシスト
今夏にナポリがクラブ史上最高額となる移籍金を投じて獲得したナイジェリアの新エースだ。アフリカ人選手特有のスピードとフィジカルの強さはまさに“規格外”で、一瞬にして相手DF陣をぶち壊すことが可能。それに加え味方を生かす術も熟知しているなど、FWとして類稀なる能力を持っている。
2017年にナイジェリア代表デビューを果たしたが、怪我の影響などもあってロシアワールドカップ行きは叶わなかった。しかし、本格ブレイクを果たした昨年からの勢いが凄まじく、出場した直近5試合で5得点4アシストと結果を残し続けている。この男の台頭はスーパーイーグルスにとって幸運と言えるだろう。
【写真:Getty Images】
アーメド・ムサ(無所属)
生年月日:1992年10月14日(28歳)
ナイジェリア代表成績:87試合出場/15得点13アシスト
ナイジェリア代表歴代4位となる出場数(※11月18日時点)を誇る小柄なアタッカー。野生のチーターのような驚異的スプリント力を駆使して一瞬で相手最終ラインの背後を突き、ゴールを奪ってしまうことができる恐ろしい選手だ。ちなみに、これまで4人の日本人選手とチームメイトになったことがある。
先月にアル・ナスルと契約解除したため現在は無所属という状況だが、ナイジェリア代表では左ウイングのレギュラーとして出場数を伸ばしており、キャプテンとしてもチームをまとめている。しかし、代表での得点は2018年10月以来なしと、ここ最近はなかなか決定的な仕事を果たすに至っていない。