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【写真:Getty Images】
ルーカス・トレイラ(アトレティコ・マドリード/スペイン1部)
生年月日:1996年2月11日(24歳)
ウルグアイ代表成績:25試合出場/0得点2アシスト
この夏、アーセナルへ移籍したトーマス・パーティとのトレードの形でアトレティコ・マドリードに加入した小柄な守備的MF。ウルグアイ代表では10月までフェデリコ・バルベルデがベンタンクールの相方を務めることが多かったが、そのバルベルデが11月上旬に右足脛骨の亀裂骨折を負ってチャンスが回ってきた。
相手の懐に入り込むような鋭いタックルやボール奪取能力が持ち味で、豊富な運動量を生かしピッチのいたるところに顔を出す。アーセナルでの挑戦は不完全燃焼に終わったものの、アトレティコでは徐々に存在感を増しつつあるところ。サンプドリア時代の躍動感を取り戻せれば、ウルグアイ代表でも十分に主力を張れる実力の持ち主だ。
【写真:Getty Images】
ロドリゴ・ベンタンクール(ユベントス/イタリア1部)
生年月日:1997年6月25日(23歳)
ウルグアイ代表成績:32試合出場/0得点2アシスト
ユベントスでは最近元気がなく、伸び悩みも指摘される。しかし、スカッド全体の高齢化が心配されるウルグアイ代表においては希望の星であり、押しも押されもせぬ絶対的な主軸へと成長を遂げてきた。
的確なパスを左右にさばく配球力と、機を見た攻撃参加が光り、アンカーからトップ下まで中央の様々な役割に対応できる。長身でこれだけ器用なセントラルMFは相方を選ばず、行動範囲が広いバルベルデやトレイラとの相性もいい。得点力がさらに向上すれば隙のないワールドクラスのMFになれるはずだ。
【写真:Getty Images】
ナイタン・ナンデス(カリアリ/イタリア1部)
生年月日:1995年12月28日(24歳)
ウルグアイ代表成績:34試合出場/0得点2アシスト
若くしてA代表の一員になったものの、南米から欧州に進出してまだ2年目。カリアリでは右インサイドハーフ、ウルグアイ代表では主に右サイドMFを担うなど、複数ポジションで常にハードワークを約束する不屈の闘士だ。
2018年のロシアワールドカップでは全5試合に出場し、大会後も負傷離脱時以外はほとんどの試合で起用されるなどタバレス監督からの信頼も厚い。球際の強さや推進力の高さはいかにもウルグアイ人らしい特徴で、今後も長く主力を担っていくことになるだろう。
【写真:Getty Images】
ニコラス・デ・ラ・クルス(リーベル・プレート/アルゼンチン1部)
生年月日:1997年6月1日(23歳)
ウルグアイ代表成績:3試合出場/0得点0アシスト
2017年のU-20ワールドカップでは当時のU-20代表の中心選手としてベンタンクールやバルベルデらとともに大きな注目を浴びた。そして、大会後にアルゼンチンの名門リーベル・プレートへと移籍して現在に至るまで欧州でのプレー経験は一度もない。A代表からもなかなか声がかからず、実は先月のチリ代表でデビューを飾ったばかりだ。
しかし、現在のウルグアイ代表の2列目には絶対的といえるほどのタレントがおらず、主力定着のチャンスは十分にある。デビューから3試合連続で起用されていることから期待は明らかだ。目下のライバルは北米MLSのロサンゼルスFCでプレーするブライアン・ロドリゲスやディエゴ・ロッシか。同国代表として2018年のロシアワールドカップに出場し、リーベルのOBでもあるカルロス・サンチェスは異父兄。