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【写真:Getty Images】
マルティン・カセレス(フィオレンティーナ/イタリア1部)
生年月日:1987年4月7日(33歳)
ウルグアイ代表成績:101試合出場/4得点6アシスト
2007年に20歳でウルグアイ代表デビューを飾り、先月のエクアドル戦で通算100キャップを達成した重鎮だ。両サイドバックだけでなくセンターバックも高いレベルでこなす守備職人。対人の粘り強さや、南米人らしい狡猾さを併せ持つ。
バルセロナ、セビージャ、ユベントスなど履歴書には錚々たるビッグクラブの名前が並ぶが、いかんせん負傷が多く、年間を通して活躍したシーズンはキャリアを通じてほとんどない。それでも昨季は健康体を維持してフィオレンティーナでリーグ戦27試合に出場し、今季も全試合フルタイム出場中。タバレス・チルドレンの象徴とも言えるベテランは、ウルグアイ代表でも右サイドバックとして健在ぶりを示している。
【写真:Getty Images】
ホセ・マリア・ヒメネス(アトレティコ・マドリード/スペイン1部)
生年月日:1995年1月20日(25歳)
ウルグアイ代表成績:59試合出場/8得点1アシスト
2014年に19歳で初めてワールドカップの舞台を経験し、代表でのキャリアは今年で8年目。にも関わらずキャップ数が伸び悩んでいるのは、故障の多さ故だ。だが、万全であれば実力は間違いなくワールドクラスで、そろそろディエゴ・ゴディンに衰えが見えるディフェンスラインの柱にならなければならない。
身長はそこまで高くないものの、驚異的なジャンプ力を誇る空中戦の強さは抜群で、広範囲のカバーや1対1を苦にしないスピードやアジリティも備える。そして、アトレティコでディエゴ・シメオネ監督から仕込まれた闘争心とリーダーシップも特筆すべき点だ。故障が多いのも、厳しい場面でなまじ無理が利いてしまう身体能力の高さや、ゴールを守るうえでの責任感の強さが関係しているのかもしれない。
【写真:Getty Images】
ディエゴ・ゴディン(カリアリ/イタリア1部)
生年月日:1986年2月16日(34歳)
ウルグアイ代表成績:138試合出場/8得点6アシスト
もはや衰えは隠せない。アトレティコを退団してインテルに移籍した頃からパフォーマンスの低下が顕著で、以前のような威圧的な存在感はなくなってしまった。今夏からカリアリと3年契約を結んだものの、そこでも絶対的な地位を築けているとは言い難い。
だが、ウルグアイ代表ではいまだに欠かせない存在であり続けている。同国代表の歴代通算キャップ数記録を塗り替え続ける不動のディフェンスリーダーで、ディエゴ・ルガーノから受け継いだ腕章を巻くことの意味を誰よりも深く理解した男だ。
【写真:Getty Images】
マティアス・ヴィーニャ(パルメイラス/ブラジル1部)
生年月日:1997年11月9日(23歳)
ウルグアイ代表成績:9試合出場/0得点2アシスト
母国の名門ナシオナルで台頭し、昨年9月にA代表デビュー。そして今年1月にはブラジルの強豪パルメイラスに移籍し、レギュラー格として活躍している。ロドリゴ・ベンタンクールやフェデリコ・バルベルデらとともに、2017年のU-20ワールドカップでベスト4に進出したメンバーの1人でもあった。
パルメイラスでもウルグアイ代表でも本職の左サイドバックとして起用されているが、世代別代表などではセンターバックを務めた経験も持つ。すでに完全にレギュラー定着を果たした感があるものの、有事には複数ポジションで頼りになるマルチロールだ。