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日本でも暴れたカメルーンの英雄。パトリック・エムボマ、W杯での2得点【W杯】

text by 編集部 photo by Getty Images

パトリック・エムボマ
【写真:Getty Images】

 カメルーン代表のエースとして活躍し、Jリーグのガンバ大阪などでも強烈なインパクトを残したパトリック・エムボマ氏。そのエムボマ氏が11月15日に50歳の誕生日を迎えたことを記念して、国際サッカー連盟(FIFA)の公式ツイッターアカウントでは同氏のゴール動画を紹介している。

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 フランスの強豪パリ・サンジェルマンに所属しながらも出場機会に恵まれていなかったエムボマ氏は、1997年にG大阪へ移籍。屈強なフィジカルから繰り出されるプレーは当時のJリーグ守備陣にとって大きな脅威となり、1年目で25ゴールを叩き出してJリーグ得点王に輝いた。

 一旦日本を離れたあとはセリエAのカリアリやパルマでもプレーし、カメルーン代表でも中心選手として活躍。ワールドカップでも2大会連続でゴールを挙げた。FIFAが紹介しているのは1998年フランス大会のチリ戦と、2002年日韓大会のアイルランド戦で記録したゴールだ。

 だがチームは2大会ともグループステージで敗退。キャリアのハイライトはむしろ、オーバーエイジ枠で出場した2000年のシドニーオリンピックだと言えるだろう。この大会ではチーム最多の4得点を挙げ、ロナウジーニョらを擁したブラジル、シャビ・エルナンデスらを擁したスペインなどを下してカメルーンに金メダルをもたらした。全ての競技を通して同国史上初の金メダルだった。

 キャリアの終盤には日本に戻り、東京ヴェルディとヴィッセル神戸でもプレーして2005年に現役を引退。カメルーンの国民的英雄は日本のファンにとっても忘れられない存在だ。

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