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名古屋グランパスがFC東京との上位対決制す。終了間際の劇的PK弾で決着

text by 編集部 photo by Getty Images

Jリーグ
【写真:Getty Images】

【名古屋グランパス 1-0 FC東京 J1第27節】

 明治安田生命J1リーグ第27節の名古屋グランパス対FC東京戦が15日に行われ、ホームの名古屋が1-0で勝利を収めた。

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 消化している試合数は異なるとはいえ、勝ち点1差で3位と4位に位置する両チームが激突。来季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場圏の3位以内や、天皇杯出場の2位浮上に向けて重要な直接対決の一戦となった。

 ここ2試合得点がなく、金崎夢生を負傷による長期離脱で失うことにもなってしまった名古屋だが、前半から優位にプレーを展開。16分には前田直輝のシュートがわずかにゴール右に外れるなどゴールを脅かす。

 31分にもマテウスと稲垣祥が立て続けに決定的なシュートを放つが、GK波多野豪の好セーブと森重真人のブロックに阻まれる。前半のシュート数で9対1と上回った名古屋だが無得点で前半を折り返した。

 後半も両チームともにゴールを奪えず緊迫した展開が続く。81分にはエリア内右サイドでドリブルを仕掛けた前田が転倒したがPKは与えられず、シミュレーションの判定で逆に前田にカードが提示された。

 そのままスコアレスドローが濃厚かと思われたが、アディショナルタイムに入ったところでついに試合が動く。右サイドから内側へ切れ込んだマテウスのシュートが高萩洋次郎の腕に当たって名古屋がPKを獲得。これをマテウスが冷静に沈め、土壇場で名古屋が決勝点を奪った。

 上位対決を制して3試合ぶりの白星を挙げた名古屋は3位に再浮上。残り試合数の多いセレッソ大阪などに追われる状況は続くが、ACL出場権獲得に向けて大きな勝ち点3を加えた。

【得点者】
90+5分 1-0 マテウス(名古屋)

【了】

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