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バイエルン・ミュンヘン最新スタメン全選手紹介&フォーメーション。盤石の布陣、前線の激しい競争で一歩前に出るのは…

text by 編集部 photo by Getty Images

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キングスレイ・コマン
【写真:Getty Images】

キングスレイ・コマン(フランス代表/背番号29)
生年月日:1996年6月13日(24歳)
20/21リーグ戦成績:4試合出場/0得点1アシスト

 昨季まではジョーカー的な起用がメインだったが、ようやく本格開花の時がやってきたか。CLのアトレティコ・マドリード戦で見せた2得点1アシストは、コマンの進化を印象づけるのに十分なものだった。細かな負傷に悩まされ続け、殻を突き破れていなかったスピードスターは激しい定位置争いの中で一歩前に出ようとしている。

 とはいえ、いまだに定まり切らない唯一と言ってもいいポジションがコマンの務めるウィングだ。新加入のレロイ・ザネもゴールやアシストといった目に見える結果を残しており、ユベントスから復帰したドグラス・コスタなども虎視眈々とチャンスをうかがう。リーグ戦でもプレーの継続性をアピールしてフリック監督からの信頼を確かなものにしたい。

セルジュ・ニャブリ
【写真:Getty Images】

セルジュ・ニャブリ(ドイツ代表/背番号7)
生年月日:1995年7月14日(25歳)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/4得点1アシスト

 昨季は得点の奪えるウィングとして覚醒し、CL優勝に大きく貢献した。今季もハイペースにゴールを積み重ねており、崩しにおけるキーマンになっている。ザネやコマン、ドグラス・コスタが定位置を争う一方で、ニャブリの立場は絶対的になりつつあると言っていいだろう。

 10月中旬にはPCR検査で新型コロナウイルス陽性と判定され、一時的に戦列を離れることとなってしまった。しかし、これは再検査によって「偽陽性」だったことが明らかとなり、幸いにも隔離は短期間で終了。無事に復帰し、コンディションを落とすことなくプレーを続けている。

ロベルト・レヴァンドフスキ
【写真:Getty Images】

ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド代表/背番号9)
生年月日:1988年8月21日(32歳)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/11得点4アシスト

 この男を止める術は存在するのだろうか。すでにリーグ戦では2度のハットトリックを含む11得点を挙げており、1試合にほぼ2得点のペースでゴールネットを揺らし続けている。アシストも含めて直接ゴールに関与した数で言えば、1試合にほぼ3得点に絡んでいる計算になる。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響によって中止されてしまった今年の「バロンドール」が例年通りに与えられるなら、間違いなくレヴァンドフスキが受賞していただろう。それでも先日、ポーランド人ラッパーのQuebonafideから「LEGO」で作られたバロンドールのトロフィーが贈られ、SNSで喜びの笑顔を見せた。

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