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【写真:Getty Images】
バンジャマン・パヴァール(フランス代表/背番号5)
生年月日:1996年3月28日(24歳)
20/21リーグ戦成績:5試合出場/0得点0アシスト
この屈強な右サイドバックが戦列に復帰したことで、ヨシュア・キミッヒは最も得意とするポジションに戻ることができた。ただ、復帰しても立場が安泰なわけではない。CLのレッドブル・ザルツブルク戦で不安定なプレーに終始し、批判を浴びた。ビーレフェルトの堂安にもまたを抜かれてシュートをブロックしきれず、ゴールを許してもいる。
一方では今夏マルセイユから加入したブナ・サールが猛烈な追い上げを見せており、両サイドバックに対応する柔軟性も示して徐々に出場機会を増やしているところだ。現在は負傷を抱えており、リーグ戦で最も困難な相手であるボルシア・ドルトムントとの一戦にはサールが先発出場して勝利に貢献した。パヴァールにとっては今が正念場だろう。
【写真:Getty Images】
ジェローム・ボアテング(元ドイツ代表/背番号17)
生年月日:1988年9月3日(32歳)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/0得点0アシスト
今季終了とともに契約満了を迎えるが、クラブはハンジ・フリック監督のもとで復活を遂げたベテランDFとの契約を延長しないことに決めたと報じられている。とはいえ来夏のバイエルン退団が既定路線となりつつある中でも、ハイレベルなパフォーマンスを披露し続けている。
この決断にボアテングは失望したとも言われおり、モチベーションも含めて今後のプレーに影響は出る可能性も否定はできない。またドイツ代表では相変わらず構想外状態が続いている。多くの選手が各国代表での活動に影響を受けがちなバイエルンにおいて、コンディション調整に時間を割ける貴重な戦力の1人でもあり、まだまだ頼られそうだが。
【写真:Getty Images】
ダビド・アラバ(オーストリア代表/背番号27)
生年月日:1992年6月24日(28歳)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/1得点0アシスト
プロキャリア10年以上をバイエルンに捧げてきた功労者であるアラバも、今季限りで退団となりそうだ。こちらはクラブが契約延長を望んでいたものの、本人が納得せず。ヘルベルト・ハイナー会長が「今後オファーを提示するつもりはない」と交渉打ち切りを明言しており、来夏の争奪戦が予想される。
昨季途中から担うようになったセンターバックに固定されている今季も、フリック監督からの信頼は厚い。パフォーマンスも非常に高いレベルで安定し、GK以外のほとんどのポジションをこなせる究極のマルチロールということもあって、欧州各国のビッグクラブから引く手数多だろう。
【写真:Getty Images】
リュカ・エルナンデス(フランス代表/背番号21)
生年月日:1996年2月14日(24歳)
20/21リーグ戦成績:5試合出場/0得点1アシスト
昨季は19歳のアルフォンソ・デイビスが爆発的なスピードを武器にブレイクを果たしたが、開幕からなかなかコンディションが整わず、10月末のフランクフルト戦で足首のじん帯を損傷。年内の復帰は絶望的な状態となってしまった。
センターバックも務められる高い身体能力の持ち主であるリュカにとっては大きなチャンス。特攻のようにガンガン前に出ていく攻撃的なスタイルで左サイドを制圧できれば、デイビス復帰後も主力の座を確保できるだろう。左右両サイドバックに対応するブナ・サールの台頭も著しいが、追いすがるライバルをかわせるか。