GK
【写真:Getty Images】
ルイス・メヒア(クラブ・ナシオナル/ウルグアイ1部)
生年月日:1991年3月16日(29歳)
パナマ代表成績:25試合出場/31失点
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2009年に18歳でA代表デビューを飾った古株で、現在のパナマ代表では最も経験豊富な守護神。とはいえなかなか定着できず、2018年のロシアワールドカップも招集メンバーから外れていた。当時正GKだった大ベテランのハイメ・ペネドがワールドカップを最後に代表から退いてから、ようやく主力となった。
クリスチャンセン体制では10月のコスタリカ代表との2試合目に先発出場した。一昨年の日本代表戦や、先月のコストライカ代表との1試合目で起用された35歳のベテランGKホセ・カルデロンは今回招集メンバーから外れているため、メヒアが現状のファーストチョイスと考えていいだろう。なお、ウルグアイの名門ナシオナル所属だが、2月にさいたまシティカップで大宮アルディージャと対戦した際は来日していなかった。
DF
【写真:Getty Images】
マイケル・ムリージョ(アンデルレヒト/ベルギー1部)
生年月日:1996年2月11日(24歳)
パナマ代表成績:37試合出場/2得点1アシスト
今年1月にアメリカのニューヨーク・レッドブルズからベルギーの強豪アンデルレヒトに活躍の場を移した、攻撃的な右サイドバックだ。2018年のロシアワールドカップではグループステージ2試合に先発出場し、大会後の同年10月に行われた日本代表戦ではセントラルMFとして先発していた。
身体能力に優れ、スピードあふれる積極的な攻撃参加から精度の高いクロスをゴール前に供給する。今季はここまでリーグ戦全12試合に先発フル出場し、2得点3アシストとアンデルレヒトでも完全に主力の座をつかんでいる。多くのゴールに絡んでいるのが攻撃性能の高さの証明であり、中盤も務められる機動力や視野の広さも魅力だ。
【写真:Getty Images】
フィデル・エスコバル(アルコルコン/スペイン2部)
生年月日:1995年1月9日(25歳)
パナマ代表成績:42試合出場/1得点0アシスト
2018年のロシアワールドカップはグループステージ全3試合にフル出場、同年10月の日本代表戦にも出場していたディフェンスラインの中心人物の1人だ。スペインでプレーしているため10月の活動には参加できなかったが、おそらくカミングスとセンターバックでコンビを組むことになる。
若手の頃には育成の名門スポルティングCPのBチームに所属した経験があり、その後はアメリカやメキシコ、スペインでプレーしてきた。しかし、その間ずっと保有権はパナマのサン・ミゲリートが持ったまま、レンタル移籍を繰り返すという珍しいキャリアを送ってきた選手でもある。アルコルコンには今夏から在籍しているが、現状リーグ戦では2試合しか出番を与えられておらず、出場機会の確保に苦しんでいる。
【写真:Getty Images】
ハロルド・カミングス(ウニオン・エスパニョーラ/チリ1部)
生年月日:1992年3月1日(28歳)
パナマ代表成績:67試合出場/1得点0アシスト
ウルグアイ、ペルー、コロンビア、コスタリカ、アメリカと北中米各国を渡り歩いた豊富な国際経験の持ち主で、現在はチリのクラブに所属している。分厚い胸板や丸太のような太ももを見るだけでもパワー系とわかる屈強なセンターバックだ。パナマ代表ではもうすぐ70キャップを達成する重鎮の1人で、2018年のロシアワールドカップにも出場していた。
トーマス・クリスチャンセン監督の下では10月の2試合とも先発起用。昨年の北中米No.1を決めるゴールドカップでも全試合にフル出場していて、欧州組が多くを占める現在のチームでもディフェンスラインの柱を担うことが期待される。
【写真:Getty Images】
アンドレス・アンドラーデ(LASKリンツ/オーストリア1部)
生年月日:1998年10月16日(22歳)
パナマ代表成績:1試合出場/0得点0アシスト
A代表での出場歴は1試合しかないが、今回は50試合以上に出場した重鎮のエリック・デイビスが新型コロナウイルスに罹患して合流できなかったため、左サイドバックで大きなチャンスを掴めるかもしれない。
センターバックを本職とする選手だが、これまで所属クラブでは左ウィングバックや左サイドバックを務めたことがある。身長187cmと大柄ながら機動力に優れ、2018年から籍を置くLASKリンツでも主力に定着する勢いだ。昨季はELデビュー戦でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、今季は左ウィングバックとして先発したルドゴレツ戦で4-3の勝利に貢献するアシストも記録した。
MF
【写真:Getty Images】
アルマンド・クーパー(アポエル・テル・アビブ/イスラエル1部)
生年月日:1987年11月26日(32歳)
パナマ代表成績:112試合出場/8得点6アシスト
A代表で110試合以上の出場歴を誇る経験豊富なセントラルMFで、2018年のロシアワールドカップでも2試合に出場した。ドイツやアメリカ、ルーマニアなどでのプレーを経て、今夏から自身2度目となるイスラエルリーグ移籍を果たしている。
小柄だが豊富な運動量でピッチを駆け回り、積極的な攻撃参加も光る。自らボールを運んで局面を前進させる力があり、森保監督がパナマ代表の特徴に挙げた「推進力」を象徴する存在だ。
【写真:Getty Images】
アブディエル・アヤルサ(シエンシアーノ/ペルー1部)
生年月日:1992年9月12日(28歳)
パナマ代表成績:4試合出場/2得点0アシスト
森保監督が「印象に残っている」と名指しで警戒する選手に挙げた大型セントラルMFだ。身長190cmという大柄な体格で、展開力と得点力を兼ね備えるスケールの大きなプレーを得意とする。一方で、イエローカードの多さは玉に瑕か。
10月のコスタリカ代表戦で2試合連続決勝点という大活躍を披露した。1試合目の後半アディショナルタイムに奪ったゴールは自身の代表初得点。国際的には無名の選手でありながら、クリスチャンセン新体制で中心選手となりうるポテンシャルを秘めている。
【写真:Getty Images】
ビクトル・グリフィス(サントスFC/コスタリカ1部)
生年月日:2000年12月12日(19歳)
パナマ代表成績:2試合出場/0得点0アシスト
昨年夏にはU-20代表のキャプテンとしてU-20ワールドカップに出場し、今年10月にクリスチャンセン監督の抜てきを受けてA代表デビューを飾った、パナマ新世代を象徴する期待の若手MFだ。昨年からコスタリカに活躍の場を移し、すぐに主力として活躍するようになった。
スペイン2部のカルタヘナに所属するアダルベルト・カラスキージャは健在だが、アメリカでプレーするベテランのアニバル・ゴドイは、負傷のため今回の代表招集を辞退することになった。クリスチャンセン体制初招集かつ実績面で上回るカラスキージャにチャンスが与えられる可能性も十分にあるものの、グリフィスとしてはA代表100試合出場を誇る重鎮が不在の間にアピールを続け、チーム内での立場を確かなものにしたい。
【写真:Getty Images】
エドガル・バルセナス(ジローナ/スペイン2部)
生年月日:1993年10月23日(27歳)
パナマ代表成績:42試合出場/1得点2アシスト
昨季までの2シーズンはスペイン2部のレアル・オビエドでプレーし、今季はこれまで同様メキシコのクラブ・ティファナからの期限付き移籍という形でスペイン2部のジローナに活躍の場を移した。
パナマ代表の中でも最もレベルの高い環境でプレーする選手の1人で、右サイドからの崩しで重要な役割を担う攻撃のキーマンでもある。今回はウィングに辞退者が多いため、より重要度は増しそう。クリスチャンセン監督体制下では初招集のため、日本代表戦とアメリカ代表戦の2試合は絶好のアピールチャンスだ。
【写真:Getty Images】
ホルマン・アギラール(ADサン・カルロス/コスタリカ1部)
生年月日:1994年9月11日(26歳)
パナマ代表成績:4試合出場/0得点0アシスト
今回はスペイン2部のルーゴでプレーするホセ・ルイス・ロドリゲスや、同3部のマルベジャに所属するアーヴィング・グディーニョ、A代表100試合以上の出場歴を持つアルベルト・キンテーロなどウィングに辞退者が相次いでいる。そのためストライカーが本職のアギラールの左ウィング起用が想定される。
A代表デビューは2015年と早かったが、その後が続かずいまだにキャップ数は4試合にとどまっている。それでも4年半ぶりの復帰となった10月のコスタリカ戦では2試合とも出番をもらい、早くもクリスチャンセン監督からの信頼をつかんでいるようだ。かつてイタリアの名門パルマに青田買いされ、ポルトガル1部でのプレー経験も持つなど才能は高く評価されていただけに、このチャンスを生かしてブレイクと代表定着の足がかりにしたい。
FW
【写真:Getty Images】
ガブリエル・トーレス(インデペンディエンテ・デル・ヴァレ/エクアドル1部)
生年月日:1988年10月31日(32歳)
パナマ代表成績:86試合出場/18得点6アシスト
パナマ代表にはA代表歴15年、80試合以上出場を誇るストライカーがいる。それがこのガブリエル・トーレスだ。2018年ロシアワールドカップまでチームを引っ張ってきたブラス・ペレスという偉大なベテランからエースの座を受け継ぎ、直近2年はコンスタントに先発出場を続けてきた。
イスラエルでプレーするアブディエル・アローヨといった若い選手の突き上げもあるが、クリスチャンセン体制初招集の2連戦で存在感を示し、ベテランここにありを示したいところだ。A代表での得点数は現在のチーム内では最も多く、クラブでの国際経験なども他のストライカーたちの追随を許さない実績を残してきている。