【写真:Zoom会見のスクリーンショット】
パナマ代表のトーマス・クリスチャンセン監督は現地12日、オンラインでの日本代表戦に向けた前日記者会見に臨んだ。
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今年7月末に就任したばかりで、自身が指揮しての活動は今回が2度目となる。10月はアウェイでコスタリカ代表と2試合を行い2連勝したが、今回は欧州でプレーする選手たちを数多く招集しての初めての試合だ。
そこで今回の11月シリーズのテーマについて「パナマ代表にスター選手はいないが、できるだけコンペティティブな試合を日本戦とアメリカ戦で展開していきたい。親善試合なので、今後の選手たちのパフォーマンス評価に役立てていきたい」と語った。
スペイン語を流暢に話すクリスチャンセン監督は、デンマーク生まれながら現役時代の大半をスペインで過ごし、バルセロナB時代に母親の母国でもあるスペイン国籍を取得。そして同国代表にも選ばれた経験を持つ。
つまり日本代表のMF久保建英は、パナマ代表監督にとっては“後輩”にあたる存在だ。「久保について、すでに知らない人はいないと思う」と高く評価するクリスチャンセン監督は、19歳の若者の実力と将来性に太鼓判を押した。
「ここで止まることなく、徐々に、様々な面で改善をしていかなければいけないと思う。私はビジャレアルというクラブを選手としてもよく知っているが、会長、働いている人々、クラブの運営も非常に素晴らしいクラブだ。間違いなくそこで非常に成長していくだろうし、素晴らしいクラブを選んだと思う」
久保を擁する日本代表は「非常にダイナミズムにあふれたチームで、欧州主要リーグで多くの経験を積んだ選手たちがいる」とし、「インテンシティも高く、攻守の切り替えは非常に優れていると思うし、プレスに関してはだいぶ形が仕上がってきていると思う」とクリスチャンセン監督は警戒も怠らない。
2018年10月に日本のホームで対戦した際は、日本代表がパナマ代表を3-0で下した。中立地開催の今回はどんな結果になるだろうか。欧州組を揃えた中米の雄は、全くもって侮ることのできない強敵に違いない。
(取材・文:舩木渉)
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