【写真:Getty Images】
ドイツ1部のフランクフルトは、ベルギーへのレンタルを通して主力選手となった日本代表FW鎌田大地をモデルケースとして、さらに多くの若手選手を同様の形で成長させることを試みているという。地元紙『ヴィースバーデナー・クーリアー』が10日付で伝えた。
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鎌田は20歳だった2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトへ移籍したが、1年目はわずかな出場機会しか得られず。だが2018/19シーズンにベルギーのシント=トロイデンへレンタルされてゴールを量産する活躍を見せると、フランクフルトに戻った昨季にはレギュラーとしてプレーするようになった。
鎌田は「成長したプロフェッショナルとなって戻ってきた。フランクフルトはそれに味をしめた」と地元紙は述べる。「ダイチ・カマダのような選手たちが何人かトップチームへの飛躍を望んでいる」として、クラブが他の選手たちにも同じ手法を試みている事例を紹介している。
すでに鎌田に続く成功例となりつつあるのが22歳のモロッコ代表MFアイメン・バルコク。下部組織出身である同選手はフォルトゥナ・デュッセルドルフへの2年間のレンタルから今季復帰し、先週末のシュトゥットガルト戦では2点をアシストするなど好プレーをみせている。
他にもベルギーのコルトライクへのレンタルから今季復帰した21歳のブラジル人DFトゥッタ、2部のザンクト・パウリにレンタルされている21歳のウルグアイ人MFロドリゴ・サラサール、オーストリアのヴォルフスベルガーにレンタルされている21歳のセルビア人FWデヤン・ヨベリッチなどが、鎌田に続く存在となることが期待されている。
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