【写真:Getty Images】
セリエA第3節、ユベントス対ナポリの試合がナポリの0-3不戦敗扱いになったことに関し、決定が覆される事を期待してナポリが提訴した。9日に伊メディア『フットボールイタリア』がイタリアのラジオ局『キスキス』の情報をもとに報じている。
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事の発端はユベントス対ナポリの試合が行われる前、ナポリで新型コロナウイルスの陽性者が確認されたことにある。ユベントスとナポリの両クラブに新型コロナウイルスの陽性者がいたものの、中止に値する人数を満たさないことから、ユベントスはナポリとの試合を予定通りに行うことを公式声明の形で主張。リーグ側も「ユベントス対ナポリの試合は明日(4日)20時45分より予定通りに開催する」との声明を出していた。
しかし、ナポリはユベントスとの試合に向けて現地時間10月3日の夜にトリノへ向かうことを予定していたが、現地保健当局の指示により足止めされた。そして、試合当日にトリノ入りすることが出来ず、現地時間10月4日に行われる予定だったセリエA第3節のユベントス対ナポリの試合が中止になっている。
不可抗力による試合中止だったとナポリ側は主張したものの、その主張がリーグ側に認められることはなく、セリエAの懲戒委員会が現地時間10月14日にナポリの0-3不戦敗扱いにすることを決定した。それでも撤回を求めてナポリは提訴している。
同メディアによると、その判決は明日か明後日に下される可能性があるとのこと。ナポリの弁護士を務めるマティア・グラサニ氏は「ナポリはこの歴史の犠牲者である」と語っており、0-3不戦敗扱いの決定が覆されると自信をのぞかせた。
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