【写真:Getty Images】
ハンガリーの伝説的ストライカーであるフェレンツ・プスカシュ氏の名を冠し、1年間で最も素晴らしいと評価されたゴールの得点者に贈られるFIFAプスカシュ賞。世界中で何千、何万と記録されるゴールの中から選ばれるだけあって、過去に受賞したゴールは当然ながら全てがとんでもないスーパーゴールばかりだ。
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
2016年には、そのプスカシュ賞が創設以来初めてアジアの選手に贈られた。受賞したのは当時マレーシア1部リーグのペナンに所属していたMFモード・ファイズ・スブリだ。
そのスブリが11月8日に33歳の誕生日を迎えたことを祝福して、国際サッカー連盟(FIFA)公式ツイッターアカウントでは改めてその受賞ゴールをピックアップ。物理法則を超越するかのような驚異的な一撃を振り返っている。
ゴールが記録されたのは2016年2月、マレーシア・スーパーリーグのペナン対パハン戦。サブリは相手陣内のペナルティーエリア手前左寄り、ゴールまでまだ距離がある位置でのフリーキックから直接シュートを放った。
右足から放たれたボールは、壁に入っていた相手選手2人の左側を通過。普通であれば枠外に外れるか、強烈なアウト回転をかければゴール左隅を狙えるかもしれない、といったところだろう。だがボールは浮き上がりながら大きく右に曲がると、GKの頭上を越えてゴールの“右隅”に突き刺さる。GKも何が起こっているのか分からないといった様子でボールを見送ることしかできなかった。